「ジャン・リュック・ゴダール」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
衝動殺人 息子よ(1979/日) |
老いたりと言えども木下惠介は木下惠介であった。見ているものの共感に向かって訴求する通俗的な感傷の積み重ね。だが通俗を通俗として立派に貫き通せることだって、貴重な仕事であるはずだ。 [review] (鷂) | [投票(1)] | |
こゝまでいくと木下恵介は卑怯である、と云いたくなる。社会的テーマ上の意義なんて私にはどうでもいい。描写の多湿性、泣かせ過ぎに激しく嫌悪する。 [review] (ゑぎ) | [投票(3)] | |
救い難いまでの時代錯誤感とあからさまなメッセージ臭を割り引いても尚、真摯さは心を打つ。1.5線級の配役陣の入魂の演技と岡崎宏三の平板でありつつ的確な深度を携えたカメラワーク。木下恵介最後の輝き。 (けにろん) | [投票(3)] |