「ジャン・リュック・ゴダール」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
砂漠のシモン(1965/メキシコ) |
ブニュエルとガブリエル・フィゲロアが構築した砂漠のイメージはこの後映画で砂漠や砂丘を造型する際に乗り越えるべき(しかし乗り越えられない)先例となった。例えば黒沢清『CURE』の砂丘シーン。しかし何と云っても『ビリディアナ』のシルヴィア・ピナル演じる悪魔が良い!鮮烈なラストシーンにもぶったまげる。 (ゑぎ) | [投票] | |
珍奇なイメージが散発され小振りにまとまっているが、ワンアイデアだけの中篇で、脂の乗りきった60年代ブニュエルのものとしては物足りない。悪魔の誘惑は面白く愉しいのだが更なる絶望や恐怖をこそとも思う。ラストの壊し方はらしくて好きなのだが。 (けにろん) | [投票] |