★5 | イングリッドとグレゴリー、二人とも絵に描いたような美しい人だった。邦題に当て嵌まる内容、得に夢のシーンは印象に残る。ラストの捻りも最高。忘れたい記憶、思い出せない記憶、知らない記憶、そして殺したい記憶。人間とは意味深い生き物だと痛感した。 (かっきー) | [投票(1)] |
★5 | 「白い恐怖」、即ち、「白い生地に描かれた縦じまの線」に帰還兵でもある男は恐怖する。その線(トラウマ)は、「戦場の大地に付けられた、戦車の轍(わだち)の跡」に似ていると、私は思う。制作された1945年、第二次大戦の終戦直後において、確実にあの戦争の兵士たちには戦場の轟音が残っていた筈だ。因みに原題は「Spellbound」、「(呪文などに)縛られた」などという意味。
[review] (いくけん) | [投票(4)] |
★5 | とってもお節介なバーグマンが大好き。アイドル映画として。 (天河屋) | [投票(2)] |
★4 | かなり安直さの目立つ脚本なのに、画面を見る限りでは極上なニューロティックサスペンスとしか思えない不思議。バーグマンの冷めた知と激情の鮮やかなコントラストも含めて、これはもう演出の勝利。 [review] (くたー) | [投票(2)] |
★2 | 登場人物はイングリッド・バーグマンを除き感情移入できない人ばかり。みな、ふくらみが感じられず現実感が足りない。とりわけグレゴリー・ペックの魅力のなさが致命的。とても映画の世界に乗れません。 (ジェリー) | [投票(1)] |
★2 | 演出ではなく絵画的絵づらで、又得意のいいかげんなマクガフィンで流すでなく心理学的言説に解を求めたところで本人もしんどくなったのだろう。『レベッカ』や『断崖』系譜の主人公の疑心暗鬼描写も今いち。何よりカッコわる過ぎる…あの幻想シーン。 (けにろん) | [投票(2)] |