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「ある何か」(犬)の映画ファンのコメント

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ぽんしゅうのコメント************

★4黒い画集 あるサラリーマンの証言(1960/日)胃痛が伝わってきそうな小林桂樹の困惑ぶりと、脳天気な原知佐子のハツラツぶり。そして橋本忍脚本の語り口の上手さが光る庶民サスペンスの佳作。喜劇やシリアス劇を問わず、60年代の邦画ではサラリーマンは職業ではなく「身分」として強調される。 [review][投票(4)]
★4ある関係(1962/日)とんでもなく不埒で過激な話しだが、最後はブラックな苦笑とともに「しょうがない奴らだなあ」との感想を抱かせて納めてしまう洒脱さがみごと。口臭と歯磨き。丸いチョコレートの小道具使い。クラシックあり、演歌調あり、楽器の単音ありと適材適所の自在な音響演出。 [review][投票]
★4ある精肉店のはなし(2013/日)脳天へ一撃くらい、命ある存在から他者の命を育むべき食物へと牛が転生するさまは、神々しい陶酔感に包まれる。「生から死、そして新しい生」を導き出す儀式に没頭する者たち。彼らは神の畏怖を代理して、さらには人の業を代行して肉塊と格闘していようにみえた。 [review][投票(1)]
★3ある日どこかで(1980/米)SFでもファンタジーでもロマンスでもなく、私にはホラーですね。処女(?)の一念「時」をも通す。ポートレートのジェーン・シーモア、綺麗ですね。でも、怖いですね、あの微笑み。写真に写った想い(呪い)の深さは『シャイニング』のJ・ニコルソンと同根ですね。[投票(1)]
★4ある街角の物語(1962/日)画の動き自体は少ないにもかかわらず、面として描かれた登場人物たちの色の変化で画面に動的なリズムを加える色彩設計が見事。映画館の暗さを徹底的に意識して黒色を基調に展開される、まさにスクリーンで見るためのアニメーション。[投票]
★3ある子供(2005/ベルギー=仏)正しく愛せること。それが大人の条件であろう。正しくパートナーを愛することで初めて相手の愛は得られ、正しく人々を愛することで社会に加わる糸口が見える。愛し方を習得できなかった「ある子供」たちを救えるのは、可哀相だが自戒の念だけかも知れない。[投票]
★4ある愛の詩(1970/米)幸福と不幸の落差を利用して客の心を動かそうなどというのは、最も単純で卑しい手法だと思いつつ、好きなんですこの映画。過剰な感情の煽りなしで、希望と絶望の逆転は誰にでも起こりうる日常的出来事だということを、素直に納得させる丁寧な演出の賜物。[投票(4)]
★5或る夜の出来事(1934/米)男(クラーク・ゲーブル) の傲慢さと、女(クローデット・コルベール)の強情さを推進力に、映画は走り続け、付かず離れずの掛け合いの妙が傲慢を信頼に、強情を可憐にすりかえる。再び二人を走らせる富豪親父(ウォルター・コノリー)の粋なこと。 [review][投票]
★4ある殺し屋(1967/日)たいした話でもないのに、脚本の構成力と、宮川一夫のさりげなく凄い画と、何もしない市川雷蔵のフツーのおっさんぶりと、野川由美子の下品な華やかさと、成田三樹夫の真面目な可笑しさで、最後まで見せきってしまう素晴らしく映画的な映画。[投票(4)]
★2ある朝スウプは(2004/日)性的な気配を一切感じさせない若いカップルが、私には惰性のみで結びついている中年夫婦に見えてしまい二人の関係に何の愛惜も感じない。リアルに見せようとする芝居とカメラが空々しく見る側のスタンスが定まらず居心地の悪さだけが残る。思い込みのみの失敗作。[投票(1)]
★4ある映画監督の生涯―溝口健二の記録(1975/日)溝口への尊敬からなのか、女優としてのプライドなのか、新藤の追及に懸命に抗弁する田中絹代の頑なな表情が追い詰められた子供のようで印象的。溝口を誉めそやすばかりの登場人物の中にあって、その弱点を大らかに語る増村保造の指摘にも納得する。 [投票(4)]
★3ダウト あるカトリック学校で(2008/米)校長ストリープと神父ホフマンの対立は、結局は自らの立場や心情擁護の域を出ず、それに比べて黒人少年の母(ヴィオラ・デイヴィス)の主張の正直で切実なこと。所詮、戒律や性癖を巡る疑惑など、ただの生の断片でしかなく生きるということの本質とは無縁なのだ。[投票(2)]