★4 | モノクロームの中に充満する男(原田)と女(中川)の、そして男(原田)と男(石橋)のエロティシズム。それは、死と隣り合わせでいながら生きることを強いられる若者たちが必然的に放つ体臭だ。だから右太(松田)は、同じ臭いの前で犬のようにたじろぐのだ。 (ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★4 | 幾人かのちょん髷姿に僅かながらの時代劇性を再確認させられるが・・・これはまるで70年安保闘争の残党たちの挫折を描いた現代劇だ。誰も彼も時代劇なんて事は考えてはいない。だからリアルな肌感覚がおぞましい。 (sawa:38) | [投票(2)] |
★4 | 80年代に大学生になった私には、ただただ60年代、70年代に青春を迎えた方々がうらやましく感じられた。けだるさとやるせなさにふわふわしながら、重たいものにひきづられて立つこともできない3人。 (動物園のクマ) | [投票(2)] |
★5 | まず田村正毅の撮影がすばらしい。それに加えて原田芳雄と石橋蓮司、松田優作の絡みの面白さ。更に松村禎三の音楽も映像に合っていて良い。全くもって傑作。 (赤い戦車) | [投票] |
★4 | 最初に現われるのが尻も露わなフンドシ姿の竜馬。この映画のなかで卑俗の極みとなる彼は、世界雄飛を夢見る青年などではない。そして描かれる内紛と奇妙な愛。 [review] (水那岐) | [投票(4)] |
★4 | 今から見ると時代性を垣間見てしまうが、石橋と原田のラストの語らいは愛と言ってもいいんでしょう。ちょっと驚いた(竜馬も驚いていたけれども)。映像が粒子が粗く、クローズアップの連続。グロさの方が目立つがこれも青春だなあ。 (セント) | [投票(1)] |
★5 | 豪雨が吹き荒れるメインストリームから一旦脇に逸れ、束の間の緩い陽だまりに身を委ねる。それは泥濘の中の山椒魚みたいな体たらくだが心根は据わっている。ブロウアップされた16モノクロの粗いわだかまりの連鎖の中で真珠のように煌めく青春の輝き。 (けにろん) | [投票(2)] |
★4 | 殺気立った松田優作がいい。 (ユージ) | [投票] |