「「藝術祭」受賞作一覧」(寒山拾得)の映画ファンのコメント
蜂の巣の子供たち(1948/日) |
子供も大人も、皆どうしようもない状況にあるのだが、ことさら悲嘆が強調されることはない。むしろ、見えない次を見据えるように「仕方なさ」を合理的に受け入れているように見える。だから力強く、少し滑稽で、互いに優しい。これが本当の自立なのかもしれない。 [review] (ぽんしゅう) | [投票] | |
「この薩摩芋が旨いんじゃないよ、一生懸命働いたから旨いんだよ」という科白が清々しい、終戦直後の何もない青空のような映画。しかも、この科白は相対化されている。 [review] (寒山拾得) | [投票(2)] | |
全員素人の役者でセリフが棒読みなのに、全然気にならない。後半の白黒による日本の原風景が眩しいほどで、日本はこんなに美しい国だったのだと再認識させられる。終盤の山を登るシーンは目が離せない。['05.4.3京都文化博物館] (直人) | [投票] |