「蓮實重彥ベスト141」(寒山拾得)の映画ファンのコメント
太陽と戦慄のコメント |
イノセント(1975/伊) | ラウラ・アントネッリの裸体が完璧。 | [投票(2)] | |
日曜日が待ち遠しい!(1982/仏) | 映画としては『隣の女』のほうが素晴らしいと思うが、ファニー・アルダンが活き活きしていたのはこっちのほう。茶目っ気溢れるラストの字幕といい、遺作とは思えない軽さ。何よりあの衣裳は脚フェチには堪りません。 | [投票(1)] | |
ポパイ(1980/米) | ポパイを演じるロビン・ウィリアムズ、オリーブを演じるシェリー・デュヴァルの異様さはとにかく凄いし、スピルバーグ『1941』にも匹敵する脈絡のない破壊描写も圧倒的なアルトマンの怪傑作! | [投票(1)] | |
不戦勝(1965/ポーランド) | 演出・カメラワーク共になかなか実験的なことをやっていて、視覚的には楽しいが、最後まで観てもこの映画が一体何だったのか分からずじまい。ところどころ寝てしまった。 | [投票] | |
クレールの膝(1970/仏) | 屁理屈ばっかで何が言いたいのかサッパリ分からないジャン・クロード・ブリアリはともかく、危険な遊びという感じのストーリーで観ていて面白いのは確か。このエロさがロメールの真骨頂だと思う。 | [投票] | |
ラ・パロマ(1974/スイス) | この映画は幻。 | [投票(4)] | |
さすらい(1976/独) | 素晴らしいシーンがたくさんあるのは認める。このダラダラ感が心地良く感じられるかどうかは好みの問題だと思うのだが、個人的にはイマイチ乗り切れなかったという感が強い。名作ではあるのだろうが、やっぱり3時間は長い、長すぎる。 [review] | [投票(1)] | |
大人は判ってくれない(1959/仏) | 「判ってくれない」というよりは、「理解し合えない」と言ったほうが正しいかもしれない。 | [投票(3)] | |
緑色の髪の少年(1948/米) | 反戦メッセージは意外にも直截的に言葉で語られるのに、「緑色の髪」といういかにも暗喩めいた表現が回りくどくてもどかしい。一部のシーンに見られるシュールな感覚が全編を貫いていれば面白かったかも。 | [投票] | |
イワン雷帝(第一部・第二部)(1946/露) | 何の予備知識もない僕でさえ、「これがイワン雷帝だ!」と言われれば確かにそうだろうと思うしかない、ニコライ・チェルカーソフの堂々たる雷帝っぷり。細かい所作にさえ滲み出るカリスマ性が見物。カラーパートに至って、彼の禍々しいオーラは頂点に達する。 | [投票] | |
帽子箱を持った少女(1927/露) | サイレント映画ならではの人物の動きのキレが素晴らしく、尚且つそれぞれが愛すべきキャラクター。とりわけナターシャの小悪魔的魅力が堪らない。あんなに可愛らしく感動的なキスシーンにはなかなかお目にかかれないだろう。 | [投票] | |
エル(1952/メキシコ) | 異性への過剰な崇拝が憎悪として表出してしまう、恋愛における普遍的な人の業。妻の貞節は後の『昼顔』などにも受け継がれていくテーマ。これに対するブニュエルの屈折した拘りが興味深い。シュール控えめの正攻法な作りなだけに終盤の幻覚表現は際立ってる。 | [投票] | |
スピオーネ(1928/独) | 中盤は正直に言って少々かったるく冗長に感じるが、冒頭シーンのスピード感、終盤の圧倒的な盛り上がりは凄まじい。緻密でありながらスケールのでかい映像に痺れる。それにしてもラストは衝撃的、度肝を抜かれました。 | [投票(1)] | |
捜索者(1956/米) | ジョン・ウェインが嫌な奴でどうにも感情移入できないが、映像の美しさは認めないわけにはいかない。特に雪のシーンは絶品。 | [投票(2)] | |
ラルジャン(1983/スイス=仏) | 暴力シーンを一切画面には映さないのに、滲み出るこの不吉さ、禍々しさ。音の使い方といい、カットとカットの繋ぎ方といい、全編がもう驚きの連続。主人公が斧を振り上げるただのワンカットに、凡百のアクションやホラーが束になっても勝てるかどうか。 | [投票(3)] | |
シェルブールの雨傘(1964/仏) | ドヌーヴそりゃねえだろと思ってしまった。 [review] | [投票(2)] | |
女は女である(1961/仏) | ゴダールってこんな楽しいラブコメも撮れるんじゃん!と驚かされる本作を見るたび、これはアンナ・カリーナの存在、当時のゴダールとカリーナの関係性があったからこそ成立した一度きりの奇跡だったんじゃないかと思えてくる。 [review] | [投票(2)] | |
牛泥棒(1943/米) | 正義という言葉の恐ろしさを実感できる。 | [投票] | |
アンダルシアの犬(1928/仏) | 人をバカにした映画だと思う。もっとも、ブニュエルの映画はどれもそうだけれども・・・。 | [投票(4)] | |
サンライズ(1927/米) | 超傑作。 | [投票] | |
周遊する蒸気船(1935/米) | アン・シャーリーの可愛さは奇跡と言う他ない! | [投票] | |
丹下左膳餘話 百萬両の壷(1935/日) | 日本映画で、コメディとしてこの作品を超えるものは出ないのではないかと思わされる圧倒的な面白さ。道場破りのシーンは爆笑必死! [review] | [投票(8)] |