★4 | 戦災孤児として登場する美空ひばりの「異類」としての存在感は、もうひとつの「異類」であるゴジラに匹敵する。とにかく異形だ。ゴジラの背中の光る背びれ同様に、彼女の体からは紫色のオーラが放たれている。 (ジェリー) | [投票(2)] |
★4 | 未来の「美空ひばり」そのものの縮小コピーにしか見えない(それだけ芸も完成されている)少女ひばりがまったく異形(ディートリッヒのパロディ?)にしか見えない(まるで「身体はコドモ、中身はオトナ」って感じ)のだが、最後の最後になって→ [review] (ボイス母) | [投票(1)] |
★3 | 肉親や恋人が離れ離れになり、そして再会するという展開は、日本の娯楽演芸の典型的パターンだが、この戦後の混乱期ほど大衆がその思いを切実に実感していた時期はないのではないか。正統派家城巳代治映画の中では、美空ひばりは異物感を漂わせる。 (ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★4 | 日本歌謡史に関わる映画としては、ひばりを世に知らしめた作として5点だが、映画そのものは3点。俳優では津島が、純情可憐な親思いの娘を好演。ハーモニカの松ちゃんは何と大坂志郎で、後世では考えられないカッコいい役をこなしている。 [review] (KEI) | [投票(1)] |
★4 | あまりにも老成した表情の美空ひばりは、普通の少女が着るようなワンピース姿だと、子どもの体におばさんの顔が乗っかっているように見えるが、舞台で正装した場面となると、驚く程の輝きを放つ。これこそ、生まれながらのスターと言ってよいのであろう。 (青山実花) | [投票(2)] |