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告白的女優論 (1971/)

Confessions Among Actresses

[Drama]
製作吉田喜重 / 岡村精 / 勝亦純也 / 磯田啓二
監督吉田喜重
脚本吉田喜重 / 山田正弘
撮影長谷川元吉
美術朝倉摂
音楽一柳慧
衣装森英恵 / 中林洋子 / 松田光弘
出演浅丘ルリ子 / 岡田茉莉子 / 有馬稲子 / 木村功 / 三國連太郎 / 月丘夢路 / 原田芳雄 / 赤座美代子 / 稲野和子 / 草野大悟 / 峰岸隆之介 / 川津祐介 / 太地喜和子 / 菅貫太郎 / 細川俊之
あらすじ「女優とは何か?」 映画『告白的女優論』に出演することとなった三人の大女優―即ち、海堂あき(浅丘ルリ子)、伊作万紀子(岡田茉莉子)、一森匿子(有馬稲子)の現在と過去、肉体と精神を同時進行で描く。 吉田喜重監督第十五作。現代映画社製作、ATG配給。 <123分/カラー/スタンダード> (町田)[投票]
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全14 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5観客に「覗き」感を与えるショットの数々。仰角や俯瞰の多用。余白を大きくとり、人物を画面の隅に配置。人物の姿を、別の被写体で遮る等。加えて、幾何学的な美術や、恐らく意図的に誇張された演技の、隅々まで計算された構成美。鏡と嫉妬と嘘の乱反射。 [review] (煽尼采)[投票(2)]
★5演技演出脚本構成人間分析視覚効果音楽美術全てハイレベルの秀作(コントめいた部分もあるにはある)で、話題作『エロス+虐殺』の逆光を受け、霞んじまってるのは返す返すも残念。現存フィルムが、酷く褐色化してるのもまた残念。ニュープリ望む。 (町田)[投票(1)]
★4そうか。吉田喜重作品は二回見れば面白いのか。['07.3.23DVD] [review] (直人)[投票(2)]
★4これは面白かった。ワクワクするぐらい、作り物としてはギリギリのオポチョニズム。大女優を集めてその贅沢感も豊穣な香りをたたえている。 (セント)[投票(2)]
★4数多い「窃視」の視点、とんでもない位置からのショットが続く。カメラに肉薄する女優の顔、身体。映画的な機能にしっかり溶け込んだデカダン。 (赤い戦車)[投票(1)]
★4実験的な体裁をとりながら、結論ではなく過程を重視するという点で、ここで試みられているのは「実験」ではなく積極的な「遊び」の享受だ。吉田喜重の上品な遊び心が、映画を構成する全ての要素、とりわけ「女優」への愛情となってちりばめられている。 (ぽんしゅう)[投票(1)]
★4語られてきた話は須くどんでん返される。心理的トラウマなど表層のこと見てただけでは解る訳ないとでも言うように。そして意図せぬままにミステリーの叙法に近似していく。だがそれらの物語が「女優論」として彼女達の実存との関係性を提示していたかは微妙。 (けにろん)[投票]
★4水面の月影を追うようなとりとめのない、しかし、美しい映画。虚実を巡って話は転々とするものの、つまりは「見えるものがすべて」。「告白的」と言いつつ、終始表面的に遊んでいる。 ()[投票]
★3アドリブ・コントかと言いたくなるぐらい「思い出したように」展開してくシナリオは、単なるこけおどしと思えなくもないけど、フォトジェニックな色情狂女優陣は最高。 (リーダー)[投票(1)]
★3「論」というだけあって小難しいことこの上ない。ただ、女優という存在への吉田喜重監督の愛情のほどはよく分かった。[Video] (Yasu)[投票]
★3ピチカート・ファイブの映画と勘違いしちゃいそう。とにかくスタイリッシュ。映像も斬新かつシャープ。渋谷系CDジャケットの素材に使えそうな感じ。作品自体は虚像である女優の表出といったところ。そこそこ楽しめる。 (リヤン)[投票]
★2美しい作品ではあるものの、生臭すぎて合いません。 [review] (甘崎庵)[投票(2)]
★2吉田喜重監督特有のキャッチーな雰囲気はあって、そういうのは私は嫌いじゃないんだけど、でもやっぱりこの監督苦手かも。 [review] (づん)[投票]
★01時間で挫折。もう1時間耐えれば何か面白いことが起きたのであろうか… (TOMIMORI)[投票]
Ratings
5点2人**
4点10人**********
3点8人********
2点5人*****
1点0人
25人平均 ★3.4(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
ATG映画の奥は深いぞ (町田)[投票(14)]就職先、映画業界とりあえず希望 (ぽんしゅう)[投票(12)]
最後のアウトロー 追悼、原田芳雄 (ぽんしゅう)[投票(11)]時代の痕跡ーATG公開作品(70年代日本映画篇) (ぽんしゅう)[投票(5)]
Links
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