★3 | 人を斬る市の呵責の無さが結構際だっていて非情さが良く出ている。ルーティーンな話だが安心して見られるし、天下の宮川の撮影は深い色を良く出しカットによってはとてつもなく美しい。 (けにろん) | [投票(2)] |
★3 | この頃からシリーズで「鮮血」を描くようになった。撃たれ血まみれでのたうつ市、それもまたリアルだが、市の心の葛藤は益々リアルで無くなっていく。撮影の宮川一夫の技も本作ではそれほど機能しておらず平均作といったところか。 (sawa:38) | [投票(1)] |
★3 | ほとんど本能のように、のこのこと出かけて行き虐げられた市井の民を救おうとする市(勝新太郎)の善行と、悪行を前にして反射的かつ機械的に人を切り刻む冷酷さ。この中間的迷いの欠落はいったい何んだ。この幅のなさが作品の凄みにも短絡さにも見えてしまう。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] |
★3 | 映画全編に深みを与える志村喬、エッジの効いた美しさの野川由美子、安手の小悪党ぶりが同シリーズに相応しい土方弘と、脇役に恵まれた一遍。格子ごしの夕照を美しく表現した宮川一夫の腕も冴え、このシリーズ中最も安定感を感じさせる1967〜1968頃らしい作品。 (ジェリー) | [投票(1)] |
★3 | いつもと同じ技、同じセリフ、同じ展開。でも秩父の里で展開する本作は、よくまとまった1作だ、重鎮志村は重いし、待田もいつもと違い(?)重く、渋い。雨のシーンが重さをいや増す。が、野田のいつにない可愛さ、美しさが彩りを添える。3.5点。 (KEI) | [投票] |
★3 | 前半はゆったりとしていて、いわゆる時代劇情緒を楽しめる。それに比べれば終盤は駆け足で物語が進み殺陣ばかりに目が行くが、ラストシーンの哀愁は前半の時代劇情緒に遜色のない出来映えだと思う。 (シーチキン) | [投票] |
★3 | 腕がポーンと飛んで行ってしまう残酷さは、ハリウッドにも影響を与えたと聞いたのだが、マカロニウェスタンもしかりであろう。座頭市を見るのは今回が初めて(恥)なのだが、シリーズで中程度のコメテの評価のこの作品も本当に面白かった。 [review] (りかちゅ) | [投票] |
★3 | 『酔いどれ天使』を彷彿とさせる一編だがやり過ぎの感が否めない。満身創痍の市を強調する為とはいえ幾らなんでも人を斬り過ぎだし鏑木創の西部劇風主題歌、無調BGMもしつこく煩い。時代や流行を意識するのは大変結構だが流され追従するのはどうか。 [review] (町田) | [投票] |
★3 | 銃弾の摘出手術を自ら行う座頭市。ブラックジャックも霞む超人技。 定番のワル親分の他に、待田京介をはじめとした投げナイフや拳銃を使いこなすお尋ね者7人衆が魅力的。 (AONI) | [投票] |