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にっぽんぱらだいす (1964/)

[Drama]
製作佐々木孟
監督前田陽一
脚本前田陽一
撮影竹村博
美術森田恭平
音楽山本直純
出演香山美子 / ホキ徳田 / 長門裕之 / 加東大介 / 中村雅子 / 益田喜頓 / 浦辺粂子 / 柳沢真一 / 加賀まりこ / 勝呂誉 / 岸輝子 / 原泉 / 江畑絢子 / 中村たつ / 穂積隆信 / 上田吉二郎 / 矢吹寿子 / 菅井一郎 / 小川虎之助 / 中川弘子 / 入川保則 / 長門勇 / 早川保 / 菅原文太 / 菅原通済
あらすじ敗戦から昭和三十三年の売春防止法施行までの赤線地帯「桜原」(=吉原)の軌蹟と人間模様を綴った前田陽一の監督デビュー作。 江戸時代から続く桜原で進駐軍向けの慰安事業を営んでいた蔵本親子(加東大介長門裕之)のところに少女みっちゃん(香山美子)も遣って来る。みっちゃんは可愛くて大人しい大和撫子だったけど彼女にも遂に水揚げのときがやって来た。相手は紀ノ国屋というパチンコ屋の主人をしている老人(益田喜頓)。どーする、みっちゃん。 <松竹/92分/白黒/スコープ> (町田)[投票]
Comments
全8 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5前田陽一の「女性を可愛らしく可憐にけなげに描く」という手腕は既にこのデビュー作から十分に発揮されていた!という素晴らしい事実。こんなにも赤線の女性を優しく爽やかに描いた作品は多分、空前絶後。 [review] (ボイス母)[投票(4)]
★5松竹群像喜劇。人物の表情が豊かで魅力的なのは、それぞれが独自の「ルール」を守っているから。そしてそれを互いに尊重しあっているから。ホント、いい映画です。 [review] (町田)[投票(3)]
★5香山美子は『赤線地帯』の川上康子に違いない。とすればミゾグチの遺作を引き継ぐ処女作という大胆な構想を成功させて余りある傑作。感動的なのは喜劇というジャンルの懐の深さを認識させてくれることだ。 [review] (寒山拾得)[投票(1)]
★4前田陽一の処女作。この映画はちょっと甘いが大好きだ。溝口健二赤線地帯』や田坂具隆五番町夕霧楼』と比べてもこの『にっぽんぱらだいす』の方が愛着がある。なにしろ、香山美子の「お腹すいちゃった」には参った。 (ゑぎ)[投票(1)]
★4何という大らかさ。誰ひとり悪人が出てこない。当然、加害者も被害意識も存在しない。あるのは、男と女の社会史、つまり生活の全肯定だ。「笑い」ではなく、人の生をポジティブにとらえることで生まれる「清々しさ」の量において、本作は喜劇(喜びの劇)である。 (ぽんしゅう)[投票]
★3なんであれ、ひとつの文化・風土が終焉する瞬間は寂しい。 初めての“お勤め”をした後に、「わたし、お腹すいちゃった」と呟く名台詞が脳裏に焼きつく。 [review] (AONI)[投票(3)]
★3同じ赤線廃止前夜を描いた作品『赤線地帯』と比べると、明るさと暗さが上手いこと同居している感じで好きだなぁ。香山美子も可愛いが、研究心旺盛な女子大生・加賀まりこが恐ろしく可愛い。親子を演じる叔父と甥・加東大介長門裕之益田喜頓浦辺粂子が好演。ラスト、明るい未来などあるはずが無い彼女たちの、底抜けの明るさが逆に胸を打つ。['06.8.6下北沢シネマアートン] (直人)[投票]
★3この映画のテーマ曲が、後年の『七つの顔の女』でも使われていた。監督のお気に入りだったのかなあ。[三百人劇場] (Yasu)[投票]
Ratings
5点4人****
4点4人****
3点4人****
2点0人
1点0人
12人平均 ★4.0(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
わたしの愛した丸顔女優たち (寒山拾得)[投票(6)]赤線青線物語 (町田)[投票(5)]
Links
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