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その前夜 (1939/日)
製作 | 武山政信 |
監督 | 萩原遼 |
脚本 | 梶原金八 |
原案 | 山中貞雄 |
撮影 | 河崎喜久三 |
美術 | 河東安英 |
音楽 | 太田忠 |
出演 | 河原崎長十郎 / 中村翫右衛門 / 千葉早智子 / 高峰秀子 / 清川玉枝 / 山田五十鈴 / 助高屋助蔵 / 中村鶴蔵 / 橘小三郎 / 山崎進蔵 / 市川莚司 / 市川扇升 / 市川進三郎 / 市川笑太郎 / 瀬川菊之丞 / 板東調右衛門 / 嵐芳三郎 / 山崎島二郎 / 市川章次 / 板東みのる / 中村公三郎 / 中村進五郎 / 市川岩五郎 / 市川菊之助 / 中村楽三郎 / 沢村比呂志 / 今成平九郎 / 小森敏 |
あらすじ | 山中が従軍中も映画化に意欲をみせていた「木屋町三條」の原案を 梶原金八が脚色して完成。幕末の京都で起こった新撰組の池田屋襲撃事件を 近所の大原屋の人々の視点で描いている。そこに滞在する攘夷派らしき志士 将棋ばかりで家業をおろそかにする主人 新撰組の洗濯物洗いを新しい商売にする働き者の長男 一家の生活のため芸子に出された長女 新撰組の若者と心を通わす次女など 庶民の当時の暮らしを描きつつ事件が起こる。 (ルクレ) | [投票] |
時勢を傍観する者の悲傷感、品位ある抵抗はいかにも山中好みの題材だが、全体として散漫な印象。河原崎と千葉の関係をもっと描くべきだったかも。繊細な町家セットと豪華女優陣は見所。 (淑) | [投票(1)] | |
高峰秀子が超可愛い。山田五十鈴と秀子なら俺は断然秀子を獲る! と再確信。洗濯物はためく必殺カットはほしいが、「池田屋の向かい」という舞台設定や、それを具体化する三条小橋等の装置が実によく、祇園祭でのクレーンカットも格好よい。何より河原崎長十郎と中村翫右衛門というだけで嬉しくなる鳴滝組の残り香。 (3819695) | [投票(1)] | |
新撰組からの視点でなく、彼等が我が物顔で闊歩する当時の京を、“普通の庶民”の視点から描く、という着想が素晴らしい。軍隊がのさばる製作当時の暗く不安な世相を、かなり露骨に重ね合わせて表現している内容にも驚く。当時、このぐらいの暗示的表現は許されていたのか、と。 (AONI) | [投票] | |
山中貞雄作品と比べるのは酷だとは分かっていても、これを山中が監督していたらどうなっていただろう、と思わずにはいられない。ホンの良さもあって充分見られる一本なのではあるが。[フィルムセンター] (Yasu) | [投票] | |
将棋盤に並べられた「歩」でありながら「金」に成る為に頑張った男は追悼の色が濃い。無茶を強いられた世相がよく反映されている山中貞雄追悼映画。 [review] (ジャイアント白田) | [投票] |
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POV
俺が見た山中貞雄の跡。 (ジャイアント白田) | [投票(2)] |
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