★5 | ここにあるのは、正義に取り付かれた一人の男の「生き方」ではなく、「生き様」だ。怨念の化身となった男と、その男の情念と結婚した女。そして、文字通り成敗される人間たち。カメラはその是非を問うことなく、状況だけを見る側に投げ出す。思想は後だ! (若尾好き) | [投票(6)] |
★5 | 奥崎個人の執念(怨念)と狂気には目を見張るものがあり,それを描いただけで映画は成功裡に完結している。しかし・・・ [review] (死ぬまでシネマ) | [投票(6)] |
★5 | 今村昌平の『人間蒸発』から、時代を超えてこの作品に到達した。映画と真実、フィクションとノンフィクションを超越する作品。びびった。 (chokobo) | [投票(5)] |
★5 | 人の古傷に塩を塗って、足で踏みつける様を見ているのはこんなに
怖くて嫌なものなのか。和太鼓のドンドコドンドコがトラウマになる映画。 (すやすや) | [投票(3)] |
★5 | 今村昌平(企画)の傑作でもある。「復讐するは我(神)にあり」のタイトルは本作にこそ相応しい。 [review] (寒山拾得) | [投票(2)] |
★5 | リアルハードボイルドであり変則的ハードボイルド [review] (ExproZombiCreator) | [投票(2)] |
★4 | キャメラのまえで得意になって正義の(神の?)使徒を演じる男。その裂け目。 [review] (鷂) | [投票(19)] |
★4 | ドキュメンタリーとしては原一男の映像作家としての狡猾さと作為が見えてペケ。でも観終わった時、殴られたような衝撃と知っておかなければというような使命感さえ芽生えたのは何故か。観たというよりも無理矢理目撃させられたというような作品。 (tkcrows) | [投票(7)] |
★4 | 神戸に実家がある友達から聞いた話。奥崎謙三の家には天皇の悪口などが書かれた張り紙がペタペタ貼られているそうだが、その中の一枚に「妻、求む」とあったそうだ。なんかケンちゃん、かわいい。 (Linus) | [投票(5)] |
★4 | 自分の勤める会社内で白装束の奥崎と出会う。某部署を尋ねられ、教えたら名刺をもらった。映画の続きを見ているようでビビった。 (べーたん) | [投票(4)] |
★4 | 奥崎謙三のキャラクタが特異であるだけに、そのありのままの行状を漫然と撮るだけでも珍プレー好プレーの量産が望めそうなところ、それをよしとしない原一男は彼を探偵役に据えた探偵映画として一篇を構想する。「事件」と「探偵の造型」二種の謎の衝突・響応を按配して物語る構造に普遍的な強度がある。 (3819695) | [投票(3)] |
★4 | 監督も観客も、奥崎につきあうだけで精一杯。思想だのテーマだの以前に、この映画自体が「体験」になり得ている。思想は体験には敵わない。 (ペンクロフ) | [投票(3)] |
★4 | 信念に従って行動するアナキスト奥崎の姿勢に、潔さを感じる。しかし、重い映画だ。家族と一緒でもなく、恋人とでもなく、ひとりで観るしかない。 (丹下左膳) | [投票(3)] |
★4 | 「ドキュメンタリー」という虚構、「演じる」とは何か、利用される記憶、そういった<猥雑なもの>の集大成。「今回は騙されてみてもいいか」と思える「何か」。 (muffler&silencer[消音装置]) | [投票(2)] |
★3 | 裁くのは俺だ。 [review] (モモ★ラッチ) | [投票(8)] |
★3 | この映画は奥崎の滅茶苦茶さを傍観しているだけであり、一緒になって騒ぎ立てるか、とことん否定して映画そのものを崩壊せしめるかどっちかに依るべきだった。とんでもないおっさんに良く付き合って御苦労さんだけではつまらんだろう。 (けにろん) | [投票(6)] |
★3 | う〜ん、噂には聞いていたが、とうとう見た。笑って、泣いて、手に汗握り、ハラハラする。おまけにテンポも良くて、「映画の全てがここにある!」と思ったが、中盤から急速にテンポを失って冗漫に。う〜ん、残念…。ポスターのキャッチコピー「知らぬ存ぜぬは許しません。神軍平等兵、日本列島GO’SOON いつでも過激!どこでも攻撃!」が上手い。['06.8.26新文芸坐] (直人) | [投票(2)] |
★3 | きゃー、戦争に行った人って恐い!
自分の悪夢と理想に頭からバリバリと喰われていく男のドキュメント。 (ボイス母) | [投票(2)] |
★3 | 娯楽としては有りなのかもしれないが、観客の気晴らしのために、問い詰められる方はたまったモンじゃないし、娯楽にできる内容でもない。ならいっそマイケル・ムーアの方が楽しめる。独善と傍観のオンパレードで、嗜虐性のみ強調されるのは不快。 (るぱぱ) | [投票(1)] |
★2 | 衝撃はあるけど、作者がそれに寄りかかってしまっていて、驚愕もしていないし、かといって乗り越えてもなし。なんか、対峙していないように思えるのは、なぜだろう。 (エピキュリアン) | [投票(4)] |
★2 | 彼の「正義の鉄拳」を「笑いと脂肪」に置き換えるとマイケル・ムーアになる。要はそうゆう事なのだ。 [review] (ピロちゃんきゅ〜) | [投票(2)] |
★1 | うわぁ〜、関わりたくねぇ。 (鏡) | [投票(2)] |
★0 | 赤裸々なようでいて何かが隠されているような気がする。それは、奥崎健三という怪物に対する原一男自身の「迷い」ではないか?(02.01.25@シネ・ヌーヴォ) (movableinferno) | [投票(2)] |