★4 | 森繁、小林、加東、三好、三木の途切れなき組織論理の連鎖に掉さす、司、団、扇、笹の「おんな」と、越路、杉、雪村の「女」の心意気。笠原良三と松林宗恵が生み出す大枠の安定があればこその、芸達者たちの約束された笑いの揺さぶりにどっぷり浸る快感。 (ぽんしゅう) | [投票] |
★3 | 温厚な人格を継続したままに恐怖政治を成し得た加東大介の神秘。尻切れトンボないつもの終幕も、加東の幸福を存分に温存できた意味では安心感過剰である。 (disjunctive) | [投票(1)] |
★3 | 前半は面白いのだが問題は後半。加東大介からにじみ出る人柄の良さはこのシリーズのシニカルな喜劇性とかち合っているように思える。恒例の宴会シーンにおける黒田節も何がいいのやらさっぱり。 (町田) | [投票] |
★3 | この映画の影の主役は初代社長河村黎吉か。じっと現在の社長を斜に睨め付けるような社長室の遺影の存在感。生きていた頃は『三等重役』だったのに。 (熱田海之) | [投票] |
★2 | 中間で、森繁久彌 の出番が全くなくなり、 加東大介が主役で出てくるあたり、実に変な映画だが、どのサラリーマンもストレス顔になっていないのがいい。団令子 はどの映画に出ても明るい。それに、扇千景ってこんなにかわいかったのか!(国立劇場でおみかけしたが) (ジェリー) | [投票] |