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最後の人 (1924/)

Der Letzte Mann
The Last Man

[Drama]
製作エリッヒ・ポマー
監督F・W・ムルナウ
脚本カール・マイヤー
撮影カール・フロイント / ロベルト・ババルスケ
美術ロベルト・ヘルルト / ヴァルター・レーリッヒ
音楽ジュゼッペ・ベッチェ
出演エミール・ヤニングス / マリー・デルシャフト / マックス・ヒラー / エミリー・クルツ / ハンス・ウンターキルヒャー
あらすじ ベルリンの一流ホテルのドアマンとして働く初老の男エミール・ヤニングスは、金ぴかの制服で家に帰り、制服好きな近所の人々の尊敬を集めるのだった。しかし、客の荷物を持ち上げられない現場を見られた男は、トイレ掃除の係りに格下げとなる。制服を盗んで近所への申し訳にする男。しかし...ドイツ公開版では悲劇だった結末が、ハリウッドでハッピーエンドに変更されたという曰く付きの映画。 (りかちゅ)[投票]
Comments
全11 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5云うまでもなく「回転」と「ドアー」はきわめて映画的な運動と細部であり、したがって巻頭第二カットをはじめとして独創的な撮り方で「回転ドアー」をフィーチュアしたこの映画はそれだけですばらしいのだが、それにとどまらず全カットが評言を加えてみたくなる、しかしそんなものはいっさい必要としない強い画面である。 [review] (3819695)[投票(3)]
★5映画史でも早いもの勝ちということがある。ラストの混乱は期待の地平を逸脱して抜群にカフカ的であり、以降この手法は本作の二番煎じと呼ばれるだろう。お仕着せ着たエミール・ヤニングスは明らかに「変身」の父親だ。 (寒山拾得)[投票]
★4誇張による風刺劇、とも。現代に通じるものもある。 [review] (24)[投票(4)]
★4ホテルの回転扉の外は大粒の雨。客を乗せた車が止まる。ビルの夜景も豪雨に霞む。巨漢のベテランポーターがびしょ濡れになりながら巨大な荷物を易々と担ぎ屋内へ。濡れて黒光りするレインコートを脱ぐと格式高そうな制服姿に。エミール・ヤニングスのどや顔。 [review] (ぽんしゅう)[投票(2)]
★4無字幕サイレントとしても知られるが、まさにどこまでも「観れば解る」映像。ムルナウの技巧は当時の人には目を奪う魔術かもしれないけど、その魔術は映画が映画であるための本質に根差している。 [review] (くたー)[投票(2)]
★4窓とドアの映画。多分全体の9割以上のカットで窓かドアが映っている。 [review] (ゑぎ)[投票(2)]
★4ヤニングスは悪人顔だからこそ、こういう役が映えたりする。 [review] (甘崎庵)[投票]
★4冷たいようだが、米版より独版の方が良い。米版はピーンと張りつめて来たものを壊しているように思う。原題も“letzte mann”で・・・、 [review] (KEI)[投票]
★4当時40歳ぐらいのはずなのに、どう見ても老人に見えるエミール・ヤニングスの大げさ演技が素晴らしい。 (kenichi)[投票]
★4重厚なドイツ映画らしいドイツ映画。でも、ハッピーエンドの方が好きです。 (りかちゅ)[投票]
★4栄華を誇っていた主人公が一転して転落の人生に。それは第一次大戦で強国の誇りを打ち砕かれ、債務国に落ちぶれたドイツ帝国にそのまま重なる。[Video] [review] (Yasu)[投票]
Ratings
5点5人*****
4点16人****************
3点2人**
2点0人
1点0人
23人平均 ★4.1(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
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第2位の歴史 外国映画篇 (ナム太郎)[投票(4)]
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