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荒木又右エ門 決闘鍵屋の辻 (1952/)

決闘鍵屋の辻

[Drama/Action]
製作本木荘二郎
監督森一生
脚本黒澤明
撮影山崎一雄
美術松山崇
音楽西梧郎
出演三船敏郎 / 志村喬 / / 片山明彦 / 加東大介 / 小川虎之助 / 千秋実 / 徳大寺伸 / 高堂国典 / 杉寛 / 左卜全 / 金子信雄 / 山田禅二 / 村上冬樹 / 堺左千夫 / 津山路子 / 広瀬嘉子
あらすじ講談で有名な伊賀上野の「鍵屋の辻の決闘」。義弟の助太刀として荒木又右衛門(三船敏郎)が三十六人斬りをしたと伝えられるが史実では二人しか斬っていない。本作はその「真実」を描いていく。義弟数馬の助太刀として又右衛門一行は五年もの間、仇敵河合又五郎(千秋実)を捜し求め、遂に上野城下の鍵屋の辻で待ち伏せをする。又五郎側の護衛には親友の甚左衛門(志村喬)がいた。互いに武士として運命の皮肉を嘆きつつ運命の仇討ちの時が迫っていった。監督森一生、脚本黒澤明<東宝/83分/モノクロ> (sawa:38)[投票]
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全5 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★4河合又五郎一行が辻の向こうに現れてから鍵屋の前へさしかかるまでの時間を引き延ばした森一生の演出は手に汗握る。また加東大介の怖じ気づきようが上手い上手い。このパンニングとアップカットで人物の心理を丹念に描いていく手法は実に巧くいっている。 [review] (ゑぎ)[投票(1)]
★4出だしも良い、そしてこのジリジリする緊張感がたまらなく良い。この時代でこそ撮影できた映画だし、出演者もいわゆる黒澤組の常連で楽しめる。 [review] (chokobo)[投票]
★3又右衛門(三船敏郎)と甚左衛門(志村喬)の交感にいまひとつ情が足りず、六助(加東大介)や数馬(片山明彦)らのリアル風(?)演技と、「いかにも三船」な泰然自若ぶりにギャップを感じる。黒澤脚本らしい理屈っぽさが未消化なプチ黒澤映画。 (ぽんしゅう)[投票]
★3前半部のやたらと台詞での状況説明が目立つ粗い脚本に対し、後半に入るや時間軸を同調させての緊張感とリアリズムを求めた殺陣が映画を救う。特に野次馬の視点で捉えた映像はこの「講談」の本質を上手に捉えている。 (sawa:38)[投票]
★3リアル!手が震えて、腰くだけで、膝ガクガク。格好良さとはかけ離れた無様な仇討ち。ニューシネマ時代の西部劇が試みた「神話の破壊」を、黒澤明は10余年も前に時代劇で試みていた!その先見の明は驚愕に値するが、やっぱ神話は神話のままの方が好きだな。 (AONI)[投票]
Ratings
5点1人*
4点2人**
3点5人*****
2点0人
1点0人
8人平均 ★3.5(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
(G31)[投票(1)]
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