★4 | 線の上に「にっぽん特急」という文字が右側から出て、「特急」の文字だけが右へ左へと動き、「にっぽん」の前に連結する、というタイトルイン。列車の狭い通路を使った人物の出入りの演出は、川島雄三らしさに溢れたものだ。仰角を主体とした構図、見事な空間描写。 [review] (ゑぎ) | [投票(1)] |
★4 | 笠原にしてははっちゃけないホンだが演出は好調。縦横無尽に駆けまわる女子職員群とサイレントに擬した車窓越しのドタバタは、モノクロ・シネスコ史上最高レベルのものと思われる。少なくとも黒澤より凄い。 (寒山拾得) | [投票(1)] |
★4 | 昔の食堂車付きの特急列車の様子がとにかく面白い。狭さとかうるささとか、臨場感たっぷり。 (ドド) | [投票] |
★4 | フランキー堺がいい。喜ィやんはもう彼以外は考えられない。限りなく密室型だし右往左往しっぱなしなのにちっとも息苦しく感じないのは、監督の力量はもちろんフランキーの魅力に負うところも大きいのでは。 (tredair) | [投票] |
★4 | あまり川島らしくはないけど、列車を舞台にした群像劇コメディとして出色。当時の151系車両がくまなく紹介されているのも貴重ですね。151系は『天国と地獄』にも出てくるけど、ほんの少しだけだからなあ。[フィルムセンター] [review] (Yasu) | [投票] |
★4 | 新幹線がない時代の「列車モノ」コメディ。フランキー堺はややしょぼくれ気味の役で、大阪弁も可愛い団令子に押されがち。白川由美もはまり役。しかしなんといっても謎の女中島そのみのセクシー怪演技が見物。エンディングの工夫も見逃せない。 (さいもん) | [投票] |
★3 | セットを構築して人間をそこに放り込めば、動線が勝手に筋を動かすはずだ。時の隔たりが人間を理解不能にしても、美術という物証は裏切らないからである。 [review] (disjunctive) | [投票(1)] |