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男の敵 (1935/)

The Informer

[Drama]
製作ジョン・フォード
監督ジョン・フォード
脚本ダドリー・ニコルズ
原作リーアム・オーフラハティ
撮影ジョゼフ・H・オーガスト
美術ヴァン・ネスト・ポルグレス
音楽マックス・スタイナー
衣装ウォルター・プランケット
出演ヴィクター・マクラグレン / ヘザー・エンジェル / プレストン・フォスター / ウォーレス・フォード / マーゴット・グレアム / J・M・ケリガン / ウナ・オコナー / ジョー・ソーヤー / ドナルド・ミーク / フランシス・フォード
あらすじ1922年のダブリン。アイルランド独立運動の最中、地下組織の元一員は賞金欲しさに仲間を密告するが、そのために仲間が警官隊に射殺されたことで、今度は組織から追われる羽目になる…女のために仲間を警察に売ってしまった男の苦悩を、西部劇の大家でありアイルランド系でもあるジョン・フォード監督が描いたスリラー。アカデミー主演男優・脚色・音楽・監督賞受賞 (モモ★ラッチ)[投票]
Comments
全12 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5あらゆる映画の感情をフィルムに定着させることが出来た不世出の天才監督のその偉大さを思い知ることができる。傑作。 [review] (ゑぎ)[投票(2)]
★5最初にユダのことが語られる。密告した後、彼は何をし、何を思ったのか?舞台を現代(アイルランド)に移し、いつの時代にもいる密告者、いや境遇次第では我々もいつそうなるか分からない、その心情を見事に描き出している。 [review] (KEI)[投票(1)]
★5セットの貧弱さをカバーする為のスモークを視覚効果に昇華させるフォードの非凡さ。また密告後のマクラグレンの心情が痛いほど伝わるその演出。特に通夜席で転がるコインや、暖炉で灰と化すポスターの燃え方のその鮮やかさ!ラストの救いも泣ける。 (ナム太郎)[投票]
★4深い霧の闇に閉ざされた一夜の出来事として、地下組織という陰(かげ)の活動家たちの、さらに優しさが弱さとなって露呈する構成員の心の暗部という陰が描かれる。表社会に対しての裏、責務に対しての裏切りという二重構造の「陰の話」が密告者を追い込んでいく。 [review] (ぽんしゅう)[投票]
★4ほとんど台詞なしで推移する前半30分は最高!の一言。影を強調した照明も最高。但し、その後のマクラグレンはアカデミー賞が好みそうな心理的演技に少々陥っていると思う。乱闘したり騒いでるだけで物語が推移していくのだが、フォードらしいダイナミックさは希薄。冒頭と最後、十字架に磔にされたようなポーズをとらせるのもあまりに直接的で好みではない。恐らくラングの『M』を意識しているのではないか。 (赤い戦車)[投票]
★4人間の卑屈さを白日の下に晒した傑作。それを見つめることなしには希望など語れない。あの男はたしか人としての最悪を示してみせた。 (ハム)[投票]
★4ジャイアンの末路。霧が醸し出すミステリアスな雰囲気といい、観る者を飽きさせない。 (タモリ)[投票]
★4ジョン・フォード監督の懐の深さに驚かされる。『駅馬車』に勝るとも劣らない傑作だ。 (モモ★ラッチ)[投票]
★4原題は「密告者」の意。霧深いアイルランドの町を彷徨する密告者の姿が忘れ難い。 (丹下左膳)[投票]
★3男の敵は金なのか、女なのか、腕力なのか、夢なのか。 表現力豊かな映像が楽しめる作品。 物凄い古い作品だから見る価値はある。 (たーー)[投票]
★3人間は愚かで、時に美しい。身につまされる悲しい映画だけれども、ラストがすべてを癒してくれた。 (buzz)[投票]
★3通夜の席でたいへん都合よくコインが落ちます。“神様”だってやるときゃやるぜ(御都合主義をな)。 (黒魔羅)[投票]
Ratings
5点3人***
4点14人**************
3点5人*****
2点0人
1点0人
22人平均 ★3.9(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
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◎ ケルト映画 ◎ (Pino☆)[投票(5)]ニ冠を阻止したアカデミー監督賞作品 (ツチノコ)[投票(4)]
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