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異国の出来事 (1948/米)

A Foreign Affair

外国の事件

製作	チャールズ・ブラケット
監督	ビリー・ワイルダー
脚本	ビリー・ワイルダー / チャールズ・ブラケット / リチャード・Ｌ・ブリーン / ロバート・ハラリ
原作	デビッド・ショウ
撮影	チャールズ・ラング
美術	ハンス・ドライアー / ウォルター・タイラー
音楽	フレデリック・ホランダー
衣装	イーディス・ヘッド
出演	ジーン・アーサー / マレーネ・ディートリヒ / ジョン・ランド / ミラード・ミッチェル / ピーター・フォン・ゼーネック / スタンリー・プラガー / ウィリアム・マーフィー / レイモンド・ボンド

あらすじ

第二次世界大戦終戦後、荒廃したベルリンに「米国占領軍の素行調査」の目的でアメリカからフロスト議員（ジーン・アーサー）をはじめとする調査団がやってきた。 噂では“不道徳な熱病”が流行しているという。フロストはあるきっかけで訪れることになった店“ローレライ”で唄う歌手エリカ・フォン・シュルトウ（マレーネ・ディートリッヒ）の調査に乗り出す。エリカは戦時中ナチスのヒトラーをはじめ、ハンス・バーゲル（ピーター・フォン・ゼーネック）ら要人と親しく危険分子の可能性があった。そのエリカと大人の関係である占領軍のジョン・プリングル大尉（ジョン・ランド）は調査をなんとか食い止めようとするのだが･･･（モノクロ/117分） (ＴＯ−Ｙ)

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★5	占領下のクラブ歌手(M・デートリッヒ)の魔女的な微笑が放つサディズム。生真面目な鎧で恋愛の傷を覆い隠す保守系女性議員(J・アーサー)の滑稽。そんな二人の女の間を、プチ権力と色欲と軍の司令に振り回され、右往左往する占領軍大尉(J・ランド)の憎めない狡猾。 [review] (ぽんしゅう)	[投票]
★5	あらゆる発話がブーメランのように当の話者であるジョン・ランドをえぐってしまうとき、笑いと共に自業自得という言葉に要約されても良いペーソスの感覚が作品を覆う。強烈な脚本力に比して、空間創造力の弱さが既にワイルダー痛恨の弱点として露呈されてもいる。 (ジェリー)	[投票]
★5	個人的なワイルダーの傑作は『お熱いのがお好き』『情婦』『サンセット大通り』とコレ。「恋愛はギャンブルと同じ」という説は最高！Yahoo〜♪ [review] (ＴＯ−Ｙ)	[投票]
★2	調子に乗り過ぎのハリウッド。瓦礫の山のなかでのラブコメとはいかにも無理筋。軍隊ばかり格好つけて議会の揶揄が延々並べられるのを観ると、東西分断は誰のせいだと云いたくなる。 [review] (寒山拾得)	[投票]

5点	3人	***
4点	3人	***
3点	3人	***
2点	1人	*
1点	0人
計	10人	平均 ★3.8(* = 1)

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