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巨人ゴーレム (1920/)

Der Golem, wie er in die Welt kam
The Golem: How He Came Into the World

[Fantasy/Horror/Silent]
製作パウル・ダフィトゾン
監督パウル・ヴェゲナー / カール・ベーゼ
脚本パウル・ヴェゲナー / ヘンリック・ガレーン
原作グスタフ・マイリンク
撮影カール・フロイント
美術ハンス・ペルツィヒ / クルト・リヒター
音楽ハンス・ランズベルガー
衣装ローフス・グリーゼ
出演パウル・ヴェゲナー / アルベルト・シュタインリュック / リューダ・ザルモノワ / エルンスト・ドイチュ
あらすじ中世のプラハ。ユダヤ人ゲットーの長老ラビ・レーフ(アルベルト・シュタインリュック)は星占いの結果に愕然とする。まもなく災いが町を襲うというのだ。住民を守るためレーフは助手(エルンスト・ドイチュ)の手を借りながら、伝説の教本に示された泥人形に生命を吹き込んだ巨人ゴーレム(パウル・ヴェゲナー)を作り上げる。そのころ宮廷では占いどおり「ユダヤ人を追放する案」が決定される。皇帝ルホイス(オットー・ゲビュール)の使いとして、決定を知らせに町を訪れた騎士フロリアン(ローター・ミューテル)は、なんと長老の娘ミリアム(リディア・サルモノワ)と恋に落ちてしまう。ゴーレム伝説の映画化。(サイレント/75分) (ぽんしゅう)[投票][全 2 件]
Comments
全8 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5これは隠れた傑作。モンスターというより異形のヒーローの映画か。 90年も昔の映画と思えないきめこまやかな演出の数々。いま見ればコントのように見えるシーンもたくさんあってご愛嬌。どうでもいいけど「ゴーレム、はじめてのおつかい」は最高。 [review] (チー)[投票(1)]
★5買物籠やおさげ髪、門前に戯れる少女達と云った童話的イメージを、人造の巨人ゴーレムと意図的に結びつけることによって、滑稽味や戦慄や、研ぎ済まされた詩的幻想美を次々生み出すことに成功している。ゴーレム誕生時の悪魔的映像表現も忘れ難い。監督として、俳優として、ヴェゲナーは素晴らしい表現者だ。単なる変わり者の親爺ではない。 (町田)[投票(1)]
★4黒魔術の存在が肯定されるユダヤ人ゲットーの物語。センシティブな話で暗喩は難しく、どう観ていいのか戸惑わされる。カフカ以降の映画なのだからなおさらだ。自己批評を批評する権利があるのは当事者だけなのだろう。 [review] (寒山拾得)[投票]
★4ユダヤ人たちは平穏であることを第一義に暮らしているようだ。そんな彼らが第三者が成す災いから身を護るための最小限の「威力」の象徴がゴーレムなのだ。だから巨人は平時はひたすら穏やかな従者なのだ。泥造りなのだろうか、町の造形と劫火のスペクタルが印象的。 (ぽんしゅう)[投票]
★4実際の伝説では関ヶ原のころ。プラハで「わしの先祖はそのころ手柄をたてて、この家紋もらったんじゃい。」(我が家の家紋は実際とても変わっている。)というと権威と家柄にコンプレックスをもつアメリカ人に「わう!」と言われる。アメリカ人って曾祖父まで分かったら上等な方です。 (りかちゅ)[投票]
★3余計なお世話だけど、主人公のゴーレムもやってる監督の下で映画作るってのは緊張するだろうな。あんな顔で睨み付けられたらスタッフは絶対萎縮するよ(笑) [review] (甘崎庵)[投票(1)]
★3神話又は寓話と言える話で怪奇を期待した私は肩透かし。まあ筋違いな事を望んでるのだろうけどさ。美術は結構面白い。ただ、サイレント時代の中でもかなり冗長なテンポが気になった。 (t3b)[投票]
★3マグマ大使か?巨人=2m台かな。しょぼいけどなんか造形がいいんだなぁ。ユダヤの秘法*アスタロス。 [review] (マグダラの阿闍世王)[投票]
Ratings
5点2人**
4点6人******
3点3人***
2点0人
1点0人
11人平均 ★3.9(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
映画の教科書〜サイレント再考 (くたー)[投票(22)]ドイツ映画史と映画で観るドイツ史 (町田)[投票(5)]
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