★5 | 静かで、そして声高に叫ぶことはしないが、それでもなお、言わずにはいられない、二度とこのような悲劇を人間の手で繰り返してはならないという願いだけははっきりと伝わってきた。名作と呼ぶにふさわしい映画。 [review] (シーチキン) | [投票(5)] |
★5 | いつか、「ヒロシマは再生のシンボルだ」と言って、イラクへ帰っていった小児科医のことを思い出した。これまでも、これからも反戦のシンボルであり、再生のシンボルでなければならない。そうありつづけるために、私たちには責任があるのだと強く思う。 [review] (kazby) | [投票(5)] |
★5 | 父は元気のない娘を幸せにするために出てきたのではない。 [review] (寒山拾得) | [投票(4)] |
★5 | 宮沢りえは基本的に「生真面目」な芝居をする女優で、その彼女に、もともとどこか「トボけた」芝居が身上で、年令を重ねて「滋味」を幾分加えた、味わいを見せるようになった原田芳雄を据えた事が、まず成功。いつまでもいつまでもこの二人は、ずっとあの場所で話をしているのではないかな。
半永久的にフリーズドライパックして、夏の季節に噛み締めて観る映画ですね。 (takud-osaka) | [投票(4)] |
★5 | 舞台劇のようなやりとりがあえて世界観を作り出していて、それに引き込まれていった。原爆の恐ろしさをあまり知らない私に、静かに悲しさを教えてくれた。 (あちこ) | [投票(2)] |
★5 | 美術の功績が大きいと思う。(05・12・11) [review] (山本美容室) | [投票(2)] |
★4 | 原爆を描きながらこれ見よがしに(下品に)ならないストーリー。宮沢りえの清冽と原田芳雄の不器用な暖かみはそれだけで我々の琴線にふれる確かな力をもつ。それだけに黒木和雄の老婆心が作品のプラスになっていない点が惜しまれる。〈04年9月1日付記〉 [review] (水那岐) | [投票(8)] |
★4 | 不器用だが真摯な演者のエネルギーがぶつかりあった異色作。ローカルに徹してグローバルにいたる貴重なメッセージに耳を傾けよ。執拗なくらいの長回しとそこここにさしはさまれる「物」たちのショットの声なき主張が作品のエモーションを強烈に押し上げてくれている。 (ジェリー) | [投票(5)] |
★4 | 語るべき物。物語る力。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(4)] |
★4 | 「おとったん」なんて呼んでくれる娘がいたら自分も化けて出てくると思う。
(TOMIMORI) | [投票(4)] |
★4 | ラスベガスに核実験博物館が開館したと言うニュースを見た数日後に本作を見に行ったので、尚更心打たれるものがありました。
あと数十年もすれば第二次世界大戦の被爆者が居なくなってしまう。
被爆の悲惨な実態を知る者が減り、戦争がゲーム感覚になってしまわない様に、本作の様な戦争モノの秀作を沢山造り、世に残して欲しい。受け継いでいかなくてはならないと痛切に思いました。 [review] (リア) | [投票(4)] |
★4 | ほぼ全編宮沢りえと原田芳雄の二人芝居。演技力が無ければダレる所だが、レベルの高い演技で最後まで目が離せない。りえ、原田、共に受賞も納得。ラストが少々甘いがメッセージ性は充分だし、かなり泣ける。もっと世に広めるべき作品。['05.1.8京都シネマ] (直人) | [投票(4)] |
★4 | 懸命にけなげに美津江を演じる宮沢りえの姿に演技くささを超えたものを感じた。原田芳雄の優しさと親心が滲み出る演技と上手く対をなしている。原爆映画の秀作。4.0点。 [review] (死ぬまでシネマ) | [投票(4)] |
★4 | 自分の存在自体が傷となってしまった美津江(宮沢りえ)の凛とした振る舞いが痛々しく、父の思いが死者からの願いへと代わる竹造(原田芳雄)のパッションが心を打つ。そして、伝えたいことがなかなか伝わらない黒木和雄の焦り。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(3)] |
★4 | 舞台劇のような宮沢りえと原田芳雄のやりとりが、はじめは慣れなかったが、テンポに慣れてくると心地いい。淡々とした語り口からでてくる父と娘のやりとり。 浅野忠信の無口な役柄といい、全体的に静かな雰囲気が、かえってメッセージ性を強める。ドラマ性を排した大胆な設定が、斬新でそれが成功していると感じた。じわじわと鑑賞後、胸にあたたかいものが広がる映画だ。
(ことは) | [投票(2)] |
★4 | なぜか、映画の原始的な楽しさを味わえた。基本的には2つの表情しかない宮沢りえの、その切り替えの凄みと、原田芳雄の変わらぬ若々しさには圧倒される。 (動物園のクマ) | [投票(2)] |
★3 | アノ地獄絵図をファンタジーというオブラートで包んではみたが、そこかしこで怒りと悲しみの棘がソレを破り鬼の形相で顔を出す。監督の熱い想いがやや重過ぎるのか?黒木監督ならば、もう一包みオブラートで包む技量があるだけに残念である。 (sawa:38) | [投票(3)] |
★3 | 静かではあるが力強く心に訴えるメッセージは、永遠に語り継ぐべきもの。が、「映画」としてはどうか。 [review] (緑雨) | [投票(2)] |
★3 | この映画で素晴らしいのは脚本や役者の演技であって、映画そのものではないと思う。2005.7.30 [review] (鵜 白 舞) | [投票(2)] |
★3 | りえの「おとたん」には泣けるし原田の包容力と慈愛も十全。ジャンケンを巡る挿話は催涙装置がMAXに機能する。だが展開の妙はさほど無く結局は原爆惨禍のメッセージばかりが前に出る。トリッキーな2人芝居の仕掛けは何だったかとも思えるのだ。 (けにろん) | [投票(1)] |
★3 | 饅頭の話はもうやめてちょんだいのっ! [review] (IN4MATION) | [投票] |
★2 | 戦争への思いは伝わってくるが、生来的に肌に合わなかった。 [review] (irodori) | [投票] |