★5 | キム・ギドク監督作品で日本公開されたものは総べて観たけれど、原点とも言える本作がベスト。複雑な心境を光の屈折や反射、回折現象で表現する具合が素晴らしい。ヒロインもいい。最もキム・ギドクっぽいオリジナル性の高い作品。 (スパルタのキツネ) | [投票] |
★5 | 男の欲望は罪なのか。ならば男たちの罪を、罰するのではなく、許す行為とは正当な癒しなのか。ジナ(イ・ジンウ)の童顔の下に隠された無意識の意志は、慈愛なのか虚無がなせる業なのか。差し出されるジナの肉体は救済の方舟なのか、ただの抜け殻なのか。 [review] (ぽんしゅう) | [投票] |
★4 | どこが「悪い女」なのだろうか。女性の目から見てということなのか。男性から見ると「良い女」ウム、優しくて本当に良い女だ。しかし、タイトルが「良い女」なら誰も観ない、かも? (KEI) | [投票] |
★4 | 家の中のひとつの異物に、生活費を賄ってもらっている家。同じ年頃の娘は、その女を蛇蠍のように忌み嫌う。だが、彼女がいなくなっては困るというジレンマ。いささか教訓話めいてはいるが、娘たちが口を閉じても流れ出づるつぶやきはこちらの胸にも響いてくる。それは命をもった言葉だ。 (水那岐) | [投票] |
★4 | いやあ、韓国映画の本領発揮。現代の聖女娼婦。実にいきいきと人間が描かれている。素晴らしい人間賛歌。結局悪者誰もいなくなった。現代の寓話と考えていいのだろう。ただ、この娼婦は男から見た理想の女性であり、こんな女性は現実にはいないのも事実。 (セント) | [投票] |
★3 | キム・ギドク監督の趣味がだんだんわかってきた。エゴン・シーレ、芸術を愛する学生、美しくて若い女性。特に美しくて若い女性が愚かしく堕ちていく様子を描くのが好きみたい。今回ならたとえば娼婦という方法で。 [review] (モロッコ) | [投票] |
★3 | いつもイライラ蓮舫(似)イ・ヘウン。痛みを伴って描かれる都合のいい女達、身勝手な男達。そのイライラが終幕に向けて1本の糸にまとまっていく。ちょっと納得し過ぎだけれど、救いがあった。 (chilidog) | [投票] |