★5 | なすすべもない人々は、いつの世も、どこででも、こうあるしかないのか。 [review] (tredair) | [投票(4)] |
★5 | 社会の底辺でくすぶる不良少年たちを、批判も同情も説教臭いメッセージも一切介在しない冷徹な視線で描き切った傑作。悪夢のシーンの鮮烈な映像はブニュエルにしか撮れないだろう。カメラに向かって卵を投げつけるシーンなんかも暴力的なものを感じる。 (太陽と戦慄) | [投票(3)] |
★5 | 不謹慎というか、実話をもとにしたこの‘真摯な’作品に対して申し訳ないが、思わず笑ってしまったシーンが、2つ、いや3つ。 [review] (KEI) | [投票(1)] |
★5 | エネルギッシュな魂のぶつかり合いに、夢心地の青春を堪能。結末がどうだと言うよりも、尖った感情象徴が、心踊る懐かしい気分に浸れた。自分の描く世界、思惑に反し拗ねる態度、大小なり誰もが経験しているんだろうなぁ。愚か者でも、精一杯はカッコ良い。 (かっきー) | [投票] |
★5 | 空しさの中の笑い、笑いの中での空しさ。
突然あらわれる母親の白日夢。
私達はこの映画の中に何を見い出すのだろう。 (教祖) | [投票] |
★4 | 私は、ブニュエル氏の「好奇の目」にとても興味がある。 [review] (くたー) | [投票(7)] |
★4 | 悪の起源を解き明かそうなぞと言う教条的志向は皆無で、ひたすらに派生しゆく悪の連鎖を丸投げに提示する。そう言う絶望的達観は無責任と紙一重なのだが、真摯な姿勢からブニュエルの怒りと哀しみは読みとれる。シュールな表現が全く古びてないのは驚き。 (けにろん) | [投票(4)] |
★4 | 犯罪行為と本能充足行為だけで成り立っている日々が実にシンプルに描かれる。突如登場するスローモーションの悪夢シーンだけには別の時間が流れ、映画全体の印象を奇怪に引き締める。盲目の芸人や腿を見せる若い娘や母親などルイス・ブニュエルらしい人物もまた強烈だ。 (ジェリー) | [投票(2)] |
★4 | 生き方を見失った少年たちを描いて、倫理を説く空疎に陥らず、しかも人の欲望を否定しない。その正直さこそが物語の力とし迫ってくるのだが、はたしてその「力」が向かう先は見えない。ブニュエルの真摯さゆえの人間の弱さに対する容赦のなさの萌芽をここにもみる。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(1)] |
★4 | 怒りと暴力=物質的精神的貧しさ。 [review] (jollyjoker) | [投票(1)] |
★4 | 鶏の映画。まず、冒頭からまるでリアリズムを志向したようにみせかけるが、盲目の芸人が少年達に襲撃されて地面に倒された後、黒い鶏が突然現れる。こゝから不条理な画面が随所でリアリズムを浸食し始める。 [review] (ゑぎ) | [投票(1)] |
★4 | ブニュエルらしい奇天烈なキャラクターとネオ・リアリズモ的な描写の融合。悪が悪を呼び、弱者が弱者を搾取する様を鋭利な刃物のように鋭い眼差しで切り取っている。 (赤い戦車) | [投票] |
★4 | 3.8点。相変らず遠慮のない描写です。モノクロが見にくいので、ちょっとマイナス。 [review] (ころ阿弥) | [投票] |
★4 | つらい映画だ。見終わって、ふーっとため息ひとつ。 (ユージ) | [投票] |
★4 | 絶望的なラストは史上最大級の暗さです。 (kenichi) | [投票] |
★4 | メキシコ時代のブニュエルの作風はこんなのだろうか? ラストが怖い。 (丹下左膳) | [投票] |
★3 | くたー様のコメント>「好奇の目」かあ、うまいこと仰いますなあ。だから丁度いい塩梅になった頃に、観客は、少年或いはブニュエル翁から→ [review] (muffler&silencer[消音装置]) | [投票(2)] |