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海を飛ぶ夢 (2004/スペイン)

Mar adentro
The Sea Inside

[Drama]
製作アレハンドロ・アメナーバル / フェルナンド・ボバイラ
監督アレハンドロ・アメナーバル
脚本アレハンドロ・アメナーバル / マテオ・ヒル
撮影ハビエル・アギーレサローベ
美術ベンジャミン・フェルナンデス
音楽アレハンドロ・アメナーバル
衣装ソニア・グランデ
出演ハビエル・バルデム / ベレン・ルエダ / ロラ・ドゥエニャス / マベル・リヴェラ / セルソ・ブガーリョ / クララ・セグラ / ホアン・ダルマウ / アルベルト・ヒメネス / タマル・ノバス / フランセスク・ガリード
あらすじラモン(ハビエル・バルデム)はある日岩場から引き潮の海に飛び込み、頭を打って首から下の自由を奪われて以来、家族に頼ってのベッド生活を二十余年に渡って続けてきた。その生活のなかで尊厳死を決意したラモンは、他者に頼った結果彼(彼女)に自殺幇助の罪を着せることを潔しとせず、尊厳死に理解ある弁護士フリア(ベレン・ルエダ)と接触をとるに到る。そして、TVで取り上げられたラモンに強い関心を抱いた寡婦ロサ(ロラ・ドゥエニャス)も彼のもとを訪れ、主張の食い違いゆえに不幸な出会いを経験するものの、次第に彼への思いを強めてゆく。暖かい彼女らとの交流のなかで、彼は法廷に立つ意志を固める。〔125分/カラー/スコープ〕 (水那岐)[投票]
Comments
全30 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5極めてプライベートな、だが重要なモラル。それが決して他人からのいい気な批判によって打ち砕かれなかったところに、この物語の価値がある。 [review] (水那岐)[投票(6)]
★5ひとりひとりの想いは悉く真摯で、だからこそ互いに傷つけ合う。綺麗事では済まされない、剥き出しになった感情のぶつかり合い。厳しくて、そして優しい。 [review] (緑雨)[投票(4)]
★5分かり合えぬことをこそ他者の存在容認の糸口とする人間の逆説的な懐深さと、他者ぶりが際立つ者たち同士がそれでもなお果てしなく相互理解を求めようとする姿勢の、敬虔に満ちた実直さに打たれる。映画のベースに『ラ・パロマ』への深い依存と尊敬が感じられ、「夢」表現の点では映画の金字塔を打ち立てたといえよう。 (ジェリー)[投票(2)]
★5賛否両論でると思いますが、僕は断固支持したい。ハビエル・バルデムを筆頭に俳優陣の演技が素晴らしく、アメナーバルはひたすら美しく物語を紡いだ。今年の僕の劇場鑑賞映画ベスト5入り確実の作品。 (ころ阿弥)[投票(2)]
★4この映画にとって、「感動」なんて言葉は軽すぎやしないか? [review] (ペペロンチーノ)[投票(10)]
★4今までのアメナーバル映画とは重みが違う。というのは、ファンタジックな描写が切実なまでの存在理由を伴っているから。自らの特質をこのような形で生かすことができたことに、まずは拍手を送りたい。 [review] (くたー)[投票(3)]
★4笑顔といっても、いろんな意味の笑顔があるんだなって思いました。彼の笑顔は生きていくための手段であり、ごまかしだったんだと感じました。彼の本当の笑顔を最後まで見れなかった気がします。 (らーふる当番)[投票(1)]
★4「生きること」は義務なのか、それとも権利なのか・・・・非常に考えさせられる映画でした。 (TM(H19.1加入))[投票]
★4死を望む者が、なぜこんなにも生きる事に真摯に向き合えるのか。惑わず、臆さず、ただひたすらに自由を求め続ける。 [review] (chikara)[投票]
★4自分自身の「死」について考えたことがあるだろうか? [review] (不眠狂四郎)[投票]
★4死ぬ権利ではなくむしろ死ぬ義務(感)に苛まれ、それに努めた人の物語であると勝手に信じています。 [review] (レディ・スターダスト)[投票]
★4一緒にいると傷つけ合っちゃうから別れるとか、自分はスーパーヒーローで敵に狙われてるから好きな子の告白を退けるとか、その指輪があると欲で身を滅ぼしちゃうから捨てに行くとか、そういうマクロ的な考えが今の時代説得力がある。この映画もそう。 (MM)[投票]
★4キリスト教徒でないボクには尊厳死という概念がいまいちピンと来ない。だけど。。。。 [review] (NOB)[投票]
★3色んなポイントを簡単に通過しすぎて淡々とお話を聞かされてるだけの気分。主演の巧さと音楽の煽情力だけが光る。 [review] (ドド)[投票(3)]
★3私にとっては当たり前の事。 [review] (青山実花)[投票(2)]
★3同じ題材を個対個の関係性の中で取り扱った同年公開作品の方が圧倒的に私の好みである。尊厳死の問題は善悪は勿論、是か非かの二元論で語られてしまうと途端に詰まらなく、また政治色を帯びて来る。人間の生は宗教や法令を越えて存在している。女ディスクジョッキーの愛と変節こそを重点的に描くべきであった。 (町田)[投票(1)]
★3基本的にラモンの考え方には賛成するけど、映画としては描かれていない部分が多い。私なら…だけではなく、それがあなただったなら私は…も描くべきだと思う。 [review] (スパルタのキツネ)[投票(1)]
★3「ちゃんと殺してもらえるか」どうかは、自分の意志(エゴ)を理解してもらえるかではなく、心から自分を愛してくれる人がいるかどうかであり、「しっかり殺してあげられるか」は、自分の愛(エゴ)よりも相手の心情を尊重できるかという煩悶。これぞ人の尊厳。 (ぽんしゅう)[投票]
★3女性2人の描写がちょっと物足りない。 (赤い戦車)[投票]
★2この世に生まれ落ちた以上、誰もが独りで生きていく事は出来ません。元来、独りでは生きていけない構造で出来ている「人間」が「自分の為だけに生きる(死ぬ)」という事。 [review] (づん)[投票(3)]
★2相手を思うということ。 [review] (tora)[投票(1)]
Ratings
5点15人***************
4点34人**********************************
3点23人***********************
2点5人*****
1点1人*
78人平均 ★3.7(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
ゲンダイ外国語辞典-副読本 (LOPEZ que pasa?)[投票(8)]ただ淡々と暮らすことの美しさ (パッチ)[投票(7)]
誰かを葬<おく>る (死ぬまでシネマ)[投票(2)]人生 (tora)[投票]
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