| ★5 | 同胞同士で殺し合い、気付いてみると巨大な何ものかに侵食されていた世界。生まれながらにして先の見えない閉塞状況の中に置かれ味わう苦悶。やっと若者達が生きる意義を見出したとき、その意志が負の力となって昇華していくさまが痛ましい。悲しい青春映画だ。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(4)] |
| ★5 | 何者かに魂を引きちぎられた少年少女の傷は、民族の分断を生んだ戦争から幾十年を経てまだ癒えない。復讐の相手を求めて這いずるかれらの視線が遠く見晴るかす空に、何物も解決してはくれなかった米軍機の姿が。 [review] (水那岐) | [投票(2)] |
| ★4 | 突き刺さるギドク節。生半可な気持ちで観ると、目をやられるぜ。 [review] (町田) | [投票(3)] |
| ★4 | 一歩踏み込んだ“痛み”の伝達に成功している。 [review] (かねぼう) | [投票(2)] |
| ★4 | キム・ギドクは言う、日本もオキナワを抱えていて同じだと・・。 [review] (sawa:38) | [投票(1)] |
| ★4 | アメリカとは朝鮮にとって何なんだろう、というまずストレートなテーマが日本のそれとダブってしまう。隣国とはいえ、状況的にはまったく同じ。だが、政治的なテーマにしていないところがギドクの才能だろう。 [review] (セント) | [投票(1)] |
| ★4 | キム・ギドクを改めて考えてみると、その作品の中に強烈なシーンがありそれが心に残る。今回も強烈だった。そして、更に思うにやはり演出が上手い。 [review] (ＫＥＩ) | [投票] |
| ★4 | 抑圧された日常の中で、性と金だけが人々を動かす動機となる。米軍基地周辺という歪んだ舞台の上でこの事実を徹底的に描き出す。描写が過剰な感はあるが、物語全体のバランスがとれているのでストレスを感じることはない。しかし… [review] (パグのしっぽ) | [投票] |
| ★4 | 近年の邦画にはない泥臭さを十二分に堪能させてもらいました。
対抗できそうなのは山下敦弘ぐらい？ (TOMIMORI) | [投票] |
| ★4 | 内容は非常に重いが、韓国社会の暗部を抉った優れた社会派映画。 [review] (TM（Ｈ19.1加入）) | [投票] |
| ★4 | いつも通り、目的のためにはリアリティを失わせてもなお登場人物に過激な行動を取らせるキム・ギドク。今回は、登場人物それぞれのつながりが繊細で緻密で絶妙なだけに、そういった「歪んだ感情」がどこかで自分に繋がると思わせるだけの威力がある。 (SUM) | [投票] |
| ★3 | キム・ギドク観てグロいと云っても何も云ったことにならないけど、この初期作はグロが的外れのように見える。後のいい作品はもっとグロがこなれていると思うのだが。 [review] (寒山拾得) | [投票] |