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死滅の谷 (1921/)

Der mude Tod
The Weary Death

[Fantasy]
製作エリッヒ・ポマー
監督フリッツ・ラング
脚本テア・フォン・ハルボウ / フリッツ・ラング
撮影エーリッヒ・ニッツシュマン / フリッツ・アルノ・ヴァクナー / ヘルマン・ザールフランク
美術ヘルマン・ヴァルム / ロベルト・ヘルルト / ヴァルター・レーリッヒ
出演ベルンハルト・ゲツケ / リル・ダゴファー / ヴァルター・ヤンセン / ルドルフ・クライン・ロッゲ / エドゥアルト・フォン・ヴィンターシュタイン
あらすじ乗合馬車で谷間の村に向かう若いカップル。その馬車に黒マントで鋭い目付きの異様な男が乗り込んでくる。実はその男、既に村に現れ、墓地の隣接地を大金を払って、99年間借りていた。そして巨大な壁をめぐらせたが、門も戸口も無かった。さて、馬車は村の居酒屋前で停車。若い二人とその男は同じテーブルにつく。娘が目を離したスキに男と恋人は消えていた。町中を探す娘は、やがて巨大壁の所へ。すると、向こうから幽霊たちが現れ、壁の中へ消えていく。その中に恋人の姿が!(もう少し続きます) [more] (KEI)[投票]
Comments
全7 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5初期フリッツ・ラングのぶっ飛んだ傑作。まず冒頭で死神が作った「壁」の威容さに早くも瞠目してしまう。裂け目の階段なんか本当に凄いセットだ。 [review] (ゑぎ)[投票(3)]
★5ラングの表現主義映画かあ。と構えながら見はじめると、サイレント時代の「名画」と云われても不思議ではない普遍的な端正さを示す画面に却って驚く。だがそれは冒頭だけ。死神ベルンハルト・ゲッケの登場あたりから徐々に陰惨なムードが漂い出し、唐突に「壁」が出現するに至って私は確信する。「傑作だ!」 [review] (3819695)[投票(1)]
★5素晴らしい。ラングの撮影も見事だが、脚本もずば抜けている。多くの模倣作が思いつくがこの原典を超えてはいない。オチも約100年分(今年は2014年)、いろいろな形が考え出されてきたが、これが一番無理がない。最近はこの形が多く、時代が追いついて来たのかとも思う。 (KEI)[投票]
★4現代パートの町の人々の戯画的形相(特に頭髪)。画面を占拠する大壁の先に展開する愛と死の闘争劇。エゴが引き起こす火災スペクタル。この世(日常)にあらざるもの見せるのだという強い意志が伝わってくる。ラングがこのファンタジーに託したのは「驚き」の視覚化。 (ぽんしゅう)[投票(2)]
★4フリッツ・ラングの天才性は冒頭の馬車の車室の空間処理だけで露わになる。モンタージュ技術が、その登場から十年経つか経たないかのうちに他のどの芸術にもまねできない映画芸術の最深奥の秘儀であることを明証した奇跡的な記録。 (ジェリー)[投票(1)]
★3ラングの全盛期はハリウッドにあり、サイレント期の大作はどれもやたら長尺なばかりで大したことがない。本作は本邦の地獄絵、百鬼夜行図みたいな作品。 [review] (寒山拾得)[投票]
★3私の観たバージョンは、挿入される字幕が多すぎて画面への没入を阻害していると感じた。ラングらしい「球形」「円」のモチーフの見られる中国パートが良い。 (赤い戦車)[投票]
Ratings
5点4人****
4点4人****
3点2人**
2点0人
1点0人
10人平均 ★4.2(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
映画の教科書〜サイレント再考 (くたー)[投票(22)]
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