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生きものの記録 (1955/)

I Live In Fear: Record of a Living Being

[Drama]
製作本木荘二郎
監督黒澤明
脚本黒澤明 / 橋本忍 / 小国英雄
撮影中井朝一
美術村木与四郎
音楽早坂文雄
出演三船敏郎 / 東郷晴子 / 志村喬 / 千秋実 / 清水将夫 / 三好栄子 / 青山京子 / 根岸明美 / 千石規子 / 太刀川洋一 / 東野英治郎 / 佐田豊 / 藤原釜足 / 上田吉二郎 / 三津田健 / 渡辺篤 / 水の也清美 / 清水元 / 小川虎之助 / 中村伸郎 / 左卜全 / 土屋嘉男 / 谷晃 / 高堂国典 / 本間文子 / 加藤和夫 / 大村千吉
あらすじ中島喜一(三船敏郎)は我が手ひとつで工場を建て上げ、大家族のほかに妾と庶子をも抱えるエネルギッシュな老人である。歯科医であり、家庭裁判所の参与も兼ねている原田(志村喬)が彼に興味をもったのは、中島が家族揃ってブラジルへ移住しようとして、当の家族から訴えられていることからだった。中島はある日突然に核兵器の恐怖に怯えはじめ、工場を放棄しても家族を安全な土地で生き延びさせようとしているのだ。そして現実的に中島が計画を実行しようとするにあたり、原田らは彼を正気でないとして準禁治産者と認めるのだったが、中島の行動はそれだけに収まらなかった。〔東宝/113分/モノクロ/スタンダード〕 (水那岐)[投票]
Comments
全55 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5燃やされるのを怖がるあまり… [review] (甘崎庵)[投票(16)]
★5「じゃ、わたしたちはどうすればいいんでしょうか・・・」労働者たちから言われて老人はたじろぐ。その醜態から目をそらせてはならない。彼は大多数の人々の代わりに「無限責任」を背負ってしまったのだ。 [review] (ジョー・チップ)[投票(11)]
★560年代の現代もの怪奇映画からウルトラシリーズに至る感性の最良のものを準備した傑作 [review] (寒山拾得)[投票(4)]
★4怪獣が出てこない怪獣映画 [review] (ボイス母)[投票(10)]
★4彼の行為そのものが他人の人生を翻弄し破壊するものだ、ということに本人が気付いてないのが一番の問題。惑わされてはならぬ。 [review] (荒馬大介)[投票(4)]
★4別名は『親父の異常な世界での正常な愛情 または親父は如何にして心配するのを止めず核を恐れるようになったか』だろう。スタンリー・キューブリックは見事この映画の主題のパロディで成功したわけだが、この映画は発想源にとどまっていない。体験者と使用者の違いは鮮明で豪快。…そして早坂文雄の遺作となった音楽がそれを静かに捲し立てる。 [review] (ジャイアント白田)[投票(4)]
★4黒澤作品には「人の上に立つ者の苦悩」を描いたものがいくつか存在する。滑稽極まりない狂人という「へりくだった」主人公は異色の存在であり「才人版生きる」とも言える。 [review] (Bunge)[投票(3)]
★4現実と宇宙の果てまで届く妄想の間で生まれた、爺さんの恐怖が滑稽ながらも段々ざわざわしてくる。 [review] (あき♪)[投票(2)]
★4社会派黒澤の問題。 [review] (ぱーこ)[投票(1)]
★4こんな事言うと黒澤監督に本気で怒られそうですが、私はこの作品を心の底から面白いと思って観てしまったのです。キューブリックとかギリアムの作品を面白い!って思うのと同じ感覚で。 [review] (づん)[投票(1)]
★4ヤワな事を言っていられない世界になってしまった現在だからこそ余計に「何もせずに平気でいられる私達の方が狂っているのかもしれない」という台詞に重みがある。解決法なんて無いに等しいんだから、ただ「その時を覚悟する」しかないのか。 (m)[投票(1)]
★3恐ろしく申し上げにくいのだが・・・ [review] (kiona)[投票(15)]
★3正論の厄介なところは、小市民のささやかな幸せについての物語を、一気にSFレベルまで移行させるところだ。三船のエネルギッシュな偽老人ぶりが、そんな簡単なことを忘れさせてしまう。 [review] (水那岐)[投票(14)]
★3この世に生を受けたものならば本能的な行動を、「異常」として対応する常識的な「私たち」。問題は黒澤監督はどの視点に立っていたのかだ。 [review] (sawa:38)[投票(6)]
★3工場が火事になった後の修羅場なんて、みんな泣き叫んで嫌なシーンだ。やっぱり黒澤らしい室内の人物の動かし方と、望遠レンズと標準レンズとのマルチ撮影によるカッティングは面白い。しかし、いつもに増して登場人物が類型的。次女(すえ)の陽性もあざといあざとい。 (ゑぎ)[投票(4)]
★3主人公の主張は荒唐無稽なようで、考え出すと筋が通っているような気がしてくる。 [review] (緑雨)[投票(3)]
★3開巻数百秒で満腹になる濃厚芝居。三船敏郎の「眼鏡」が面白い。『生きものの記録』と聞いてまず脳裏に浮かぶのはあの眼鏡のイメージではないか。そういう映画は良くも悪くも強い。しかしワイプ濫用はここでも映画から厳格さを奪っている。溶明溶暗すら排してカット繋ぎに徹した小津の厳格さとは比べ物にならない。 [review] (3819695)[投票(2)]
★3お伽話的な雰囲気が強くピンと来ないのだが、そのテーマや展開に異様な力強さがある。監督の手腕も然るものながら、他にも理由があるように思う。 [review] (Myurakz)[投票(2)]
★3主人公はなかなかの大人物だと思うが、映画自体はその主人公を全肯定させるだけの説得力に欠けている。[Video] [review] (Yasu)[投票(1)]
★3本気なら正面から勝負して欲しい。(2002/12) [review] (秦野さくら)[投票(1)]
★2「だから何だよ」  [review] ()[投票(4)]
★2妄想ではなく、感受性の問題としての、強迫観念。 [review] (煽尼采)[投票(3)]
★0すんげえ暑い....。扇子にうちわ。汗ばむシャツ。ハンカチ。ホースで水掛。これぞ日本の夏! [review] (氷野晴郎)[投票(1)]
Ratings
5点15人***************
4点48人************************************************
3点52人****************************************************
2点10人**********
1点0人
125人平均 ★3.5(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
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