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夏の嵐 (1954/)

Senso
Livia

[Drama/War]
製作ドメニコ・フォルジェス・ダヴァンツァーティ
監督ルキノ・ヴィスコンティ
脚本ルキノ・ヴィスコンティ / スーゾ・チェッキ・ダミーコ / カルロ・アリアネッロ / ジョルジョ・バッサーニ / ジョルジョ・プロスペリ
原作カミッロ・ボイト
原案ルキノ・ヴィスコンティ / スーゾ・チェッキ・ダミーコ
撮影ロバート・クラスカー / G・R・アルド
美術オッタビオ・スコッティ / ジーノ・ブローショ
衣装ピエロ・トージ / マルセル・エスコフィエ
出演アリダ・ヴァリ / ファーリー・グレンジャー / マッシモ・ジロッティ / マルチェラ・マリアーニ / リーナ・モレッリ / ハインツ・モーク / クリスチャン・マルカン / セルジオ・ファントーニ / トニオ・セルヴァルト
あらすじ1866年、オーストリア軍が占領しているベネチア。オペラ上映中の劇場で将校フランツ・マーラー中尉(ファーリー・グレンジャー)と反占領軍地下運動の指導者の一人ウッソーニ侯爵(マッシモ・ジロッティ)との間に口論が起こり、決闘騒ぎになる。観劇中の侯爵の従姉リヴィア・セルピエーリ公爵夫人(アリダ・ヴァリ)が仲介に入るが、ウッソーニは逮捕されて流刑に処せられた。リヴィアは不当をなじり非難するが、次第にフランツの魅力に取り付かれていく・・・。(119分) (ダリア)[投票]
Comments
全29 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5勇敢と卑怯 [review] (ルミちゃん)[投票(4)]
★5虚像の恋の物語。 [review] (たわば)[投票(3)]
★5ネオリアリスモと貴族的な退廃を、見事にひとつのフイルムにしっちゃったなー、と、終わってからもしばしボーゼンでした。幻想的な夜のベニスの街での甘い毒、壮大な城で明らかになる野卑な魂、うらぶれた部屋で徹底的に傷つけられ罰せられる傲慢。場所と人と状況のドラマがすざまじく面白い。 (エピキュリアン)[投票(2)]
★5アリダ・バリのハンドバッグから鏡が落ちて割れる。そこに写る男と女。そして運命の転換。恐ろしいですねえ。怖いですねえ。 [review] (chokobo)[投票(2)]
★4 すべてのリヴィアにまつわるものが彼らの「終わり」を滲ませる。最後に残された世界での、最後のオペラ。 [review] (にくじゃが)[投票(4)]
★4臆面もないメロドラマ。そしてここまで臆面の無さぶり(って日本語あってる?)に心酔。陶酔。この作品あたりから、彼は破滅的な「男」の愛し方を教えてくれるよ。 (ALPACA)[投票(3)]
★4地獄に堕ちた勇者ども』の突き抜けた完成度は別格として、ビスコンティ映画では本作や『イノセント』のように男女の愛憎を簡潔に(しかし、狂おしく)描いた方が好きだ(その3作がマイ・ヴィスコンティ・ベスト3)。オペラを思い起こさせる格調美は圧巻。激しく愛を求むる女とそれを受け止めることが出来ない弱虫な男。どちらも行き着く果ては、破滅。 (モモ★ラッチ)[投票(2)]
★4げに恐ろしきは女性の情… [review] (甘崎庵)[投票(1)]
★4戦時下の、もう一つの戦争。ある種の人々にとっては、こちらの方が遥かに切実なのだ。ヴェニスでの古典的かつ優雅なメロドラマから一転、アルデーノ転居後は一気呵成でリアリズムへと雪崩れ込む。その流麗さ!パン・フォーカスでの撮影も見事という他無い。 [review] (町田)[投票(1)]
★4賢く貞淑なはずの貴婦人が、苦悩を重ね理性で抗いつつも堕落していく美しさ。没落するものは最後まで悶え、足掻き、抵抗する。これがヴィスコンティの退廃の美。 [review] (くろねずみ)[投票(1)]
★4破滅へのカウントダウン。 (ドド)[投票]
★4ヴィスコンティのマゾヒスティック志向がリアリズムからバロックへの手法の変遷と同期し一大転換点となった。冒頭に持ってきたオペラ観劇シーンが基調を確定し中身に欠ける泥沼の愛憎劇を崇高なまでに高めている。浅はか女の転落譚は語り口で修飾される。 (けにろん)[投票]
★4”滅びゆく美”ビスコンティのテーマの一つ。この映画は女の性(さが) ()[投票]
★4ルキノ・ビスコンティにしては分かりやすくて好きです。 (kenichi)[投票]
★3傍観者である私は、フランツの目を見て冷静に判断できる。でも恋は当事者から客観性を奪う。それがわかるからみているのが苦しい。 [review] (なつめ)[投票(2)]
★3この残酷さは常人には描けないかもしれない。 (buzz)[投票(1)]
★3命と職業と恋愛と(+ブルックナー)。 [review] (マグダラの阿闍世王)[投票(1)]
★3暑苦しいまでの極彩色と、激しくも空虚な熱情。徹底的に背を向けるその背後から圧し掛かる、政治/歴史/社会。 [review] (煽尼采)[投票]
★3軍人や貴族という身分は本来の人間の性的衝動とは何の関係もなく、占領者と被占領者という状況も男と女の剥き出しの欲情の中では意味をなさない。だた両方とも、我が身の悶えに反して知らず知らずのうちに「裏切り」の引き金を引いてしまう遠因にはなり得る。 [review] (ぽんしゅう)[投票]
★3恋愛の滑稽さと悲劇性がケレン味たっぷり展開されて飽きないが、ブルックナーの使い方はワンパターンで飽きる。それはそうと、歩くたびにスカートの裾が汚れるんじゃないかと気になって仕方ない。 (TOMIMORI)[投票]
★3「来るな」と言いつつ住所を記した手紙。あの結果は彼の本懐なのだろう。 (黒魔羅)[投票]
★2特に美しくないだろう。 (reif)[投票]
★2ゴージャズにまとまった映画。音楽も派手だし。でもやっぱり好きになれない。 [review] (ちわわ)[投票]
Ratings
5点11人***********
4点34人**********************************
3点22人**********************
2点5人*****
1点0人
72人平均 ★3.7(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
映画で俯瞰(ふかん)する世界史・人類史  (いくけん)[投票(17)]キネマ旬報増刊 映画史上ベスト200シリーズ掲載作品一覧 (寒山拾得)[投票(10)]
ヴィスコンティとフェリーニ (モモ★ラッチ)[投票(10)]偶然?同じ邦題(タイトル)になった映画たち (いくけん)[投票(9)]
蓮實重彥ベスト141 (寒山拾得)[投票(5)]私の好きな歴史映画 (ルクレ)[投票(2)]
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