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ゆれる (2006/)

Sway

[Drama]
製作川城和実 / 重延浩 / 八木ヶ谷昭次
監督西川美和
脚本西川美和
原案西川美和
撮影高瀬比呂志
美術三ツ松けいこ
音楽カリフラワーズ
出演オダギリジョー / 香川照之 / 伊武雅刀 / 新井浩文 / 真木よう子 / 木村祐一 / ピエール瀧 / 田口トモロヲ / 蟹江敬三
あらすじ仕事に追われ、母の葬儀に参列できなかった写真家の早川猛(オダギリジョー)は、一周忌を迎えようやく帰省してきた。父の勇(伊武雅刀)はそんな猛を激しく叱責するが、実家で父とガソリンスタンドを営む温厚な兄の稔(香川照之)が何とか仲をとりもってくれた。翌日、兄は従業員で兄弟の幼なじみ智恵子(真木よう子)を誘って3人で山奥の渓谷に出かけたのだった。その吊橋で突然事件は起こった。いや、それは事故だったのか。やがて始まった裁判の中で、兄は猛にこれまでとは別人のような一面を見せ始める。これが自分が慕ってきた兄なのだろうか。その言動に、猛の心もまた激しくゆれるのだった。(119分/カラー/ヴィスタサイズ) (ぽんしゅう)[投票]
Comments
全68 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5オリジナル脚本による、映画以外の何物でもない、質の高い日本映画を観られたことが喜ばしい。見事な対比表現により、兄弟の内面は「ゆれ」ていたが、映画自体は本当にしっかりしていて、まったく「ゆれ」ていない。(2006.09.09.) [review] (Keita)[投票(11)]
★5状況を揺るがす簡潔で鋭利なセリフと、香川照之オダギリジョーの切迫感に満ちた演技が、善意と悪意、寛容と狡猾、憧れと妬みという人間が併せ持つ感情の垣根を揺さぶり続ける。幻想やサイコ全盛の中、久々に真正面から心の闇をえぐる力作サスペンスだ。 [review] (ぽんしゅう)[投票(9)]
★5木村祐一の「言っちゃって」が好きだ。この人、役者やるのに照れがない。自分の力を存分に出す意気込みでやってる。 (kenichi)[投票(7)]
★5空間の構成力が豊かで露骨ながらも力強い技巧がリーズナブルに配置されており、序盤の映像的魅力にこころときめかせた。後半は心理的な葛藤に終始し、無難に終わった印象を受けた。 [review] (ishou)[投票(3)]
★5冒頭10分でこの監督の細かいカット割りに嬉しさがこみ上げる(やや教科書的過ぎるが・・)。そしてやはり香川照之だ!彼は恐らくどの作品でも監督の期待値を上回る芝居をする。だから皆「彼」の作品に染め上がってしまうのだろう。 [review] (sawa:38)[投票(3)]
★4検察官木村祐一と被告人香川照之による「女性特有の『生理的に駄目』攻撃に悩まされた経験有りコンビ」に芽生える一瞬の仲間意識が良かったね。「自信持ってくらはい!」と。ラストシーンはスタート地点に立ったに過ぎない・・。 [review] (新人王赤星)[投票(11)]
★4罪とは何を犯したことをいうのか?を、サスペンスに織り込んで問う、イーストエンドのカインとアベル。 [review] (おーい粗茶)[投票(7)]
★4ナレーションを聴くかぎり、弟くんは気づいていないようですが、簒奪したのは実は兄さんの方なんです。 [review] (kiona)[投票(6)]
★4「ゆれる」とはまた象徴的なタイトル。橋はゆれるし、事件も感情も、つまりはこの映画の中の人たちも映画をみた私もゆれました。動きのないところでは、ものは見えやすい。でも、動きのあるところでは、いろいろなものが見えにくくなる。 [review] (なつめ)[投票(6)]
★4単純な構成にもかかわらず、この先はどう進むのかと怖いもの見たさで、ずるずると引きずりこまれる。多くを語っていないにもかかわらず、兄弟と幼馴染の女性との関係がなんとなく察せられるのだが、それもあくまでも「なんとなく」であって、本当にそうだと思いますか、と問い返されているような、そしてそれを確かめずにはいられないような、気持ちに駆られて見続けた。 [review] (シーチキン)[投票(6)]
★4見終わったあとの波紋 [review] (きわ)[投票(4)]
★4登場人物たちの、画面に映らない人生について考える。いや、考えさせられる。 [review] (イライザー7)[投票(4)]
★4日本映画としては屈指の出来。かなり練ってある脚本に無駄な部分がない。映像のちょっとしたカットにも意味を持たせ、兄弟の本源的な心の葛藤を人間の闘いにまで昇華させた演出は高く評価できる。 [review] (セント)[投票(4)]
★4兄と弟にとって、つり橋は「人生」そのものだった [review] ()[投票(3)]
★4香川照之無双。真木よう子を送って実家に戻ってきたオダギリジョーとの会話シーンでの静かなる不穏さ。面会室や法廷での底なしに掴み所の無い豹変ぶり。転落死のミステリーに香川の存在感が相乗して、思いっきりサスペンス状態に放り込まれる。 [review] (緑雨)[投票(2)]
★3蛇足が全てをぶち壊す。ものすごくがっかりした。 [review] (ペペロンチーノ)[投票(10)]
★3えっ、終わり? [review] (林田乃丞)[投票(7)]
★3脚本や編集は細部に至るまで「巧いな」と感じた。出演者の一挙手一投足に「熱演だな」と感じた。つまり、全てが作為的に思えた。この映画に「リアル」な人間が描かれていたなどとは思えない。 [review] (煽尼采)[投票(5)]
★3「お父さん」「お母さん」そして「お兄ちゃん」 [review] (あちこ)[投票(5)]
★3映像は素晴らしい。繊細で美しくて心地好い。物語は・・・。 [review] (ミドリ公園)[投票(4)]
★3兄から弟へ&弟から兄への愛と憎しみの表裏一体っぷりとか、オダジョーたち兄弟&伊武たち兄弟の関係性の類似っぷりとか、オダジョーの部屋のテレビ上にさりげなく飾られていたマイルスのレコードジャケットとか、 [review] (tredair)[投票(3)]
★2驚愕のラスト20分。周囲の高評価に私の評価もゆれる。・・・・んなわけはない! [review] (笹針放牧)[投票(10)]
★2裁判を私情でつかうな。 [review] (ちわわ)[投票(3)]
★1豪華演技陣で贈る、ただの「七年ゴロシ」映画。いくら鬼気迫る熱演を見せてくれても、こんな子供だましの心理劇として終わるのでは、メンズデーだからって千円と時間をただ返して欲しいだけだ。 [review] (水那岐)[投票(9)]
Ratings
5点37人******************.
4点78人***************************************
3点43人*********************.
2点9人****.
1点5人**.
172人平均 ★3.8(* = 2)

[この映画が好きな人]

POV
その後のキネ旬ベスト10・最多ランクイン監督は誰だ! (ぽんしゅう)[投票(12)]キネマ旬報ベスト・テン脚本賞一覧 (寒山拾得)[投票(5)]
フェミニーナ・ジャポネ (けにろん)[投票(4)]ブルーリボン賞助演男優賞 受賞者一覧 (寒山拾得)[投票(3)]
パパ・ママ 家族映画 (IN4MATION)[投票(2)]あにおとうと (TOMIMORI)[投票]
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