★5 | 2時間、一定の緊張感をもってしかも高揚感を保ち映像を見続けるという映画ファンにとって最高の至福を久々に感じることの出来た傑作を見る。
[review] (セント) | [投票(13)] |
★5 | その映画館の足下で、銀座線が規則正しく走っていく。 [review] (浅草12階の幽霊) | [投票(5)] |
★5 | この映画を銀座シネパトスで上映するという興行サイドのセンス。その絶妙さに感嘆しました。 [review] (TM大好き) | [投票(3)] |
★4 | ソクーロフ、脚本のアラボフは実に裕仁天皇のことをよく勉強しているし、海外資本の映画でなければ彼をここまで深くえぐり込むように描くことはできなかったろう。だが、やはりイッセー尾形の演じたのはロシア人の夢想する、お伽の国の王様の匂いがする男だ。 [review] (水那岐) | [投票(12)] |
★4 | 久々に映画を観ながら時分自身の心に問いかける。という貴重な体験をさせていただきました。 [review] (甘崎庵) | [投票(10)] |
★4 | 強いられた一人芝居として、虚空に‘日本’を描かされる天皇。しかし彼は、ロシア人監督が考えるような、唯一神的な存在だったんだろうか。 [review] (煽尼采) | [投票(7)] |
★4 | 人間になりたかった天皇(そして彼に「太陽」であることを求めた国民)[銀座シネパトス2] [review] (Yasu) | [投票(7)] |
★4 | ねちっこく攻めてくるカメラワーク。監督は一歩引いた視点から非常にデリケートな背景の実在の日本人、寧ろ過去には日本そのものと言っても差し支えの無かった人物を綿密に取材してファンタジックに描く。そう、これはファンタジーと言って差し支えない。 [review] (ごう) | [投票(4)] |
★4 | 彼ほど孤独な人間はいないと思う。身の回りの世話をしてくれる人はいても、 彼の内部まで世話をしてくれる立場の人はいない。 [review] (なつめ) | [投票(3)] |
★4 | 会話から伝わってくる「血の通ってない感じ」が物凄い。一番衝撃的なのがラスト。ぞっとしました。 (太陽と戦慄) | [投票(3)] |
★4 | まさにディスコミュニケーションの映画…だと思う(ちょっと弱気) [review] (あまでうす) | [投票(2)] |
★4 | 「歴史とは死児を想う母親の哀しみである。」 [review] (鷂) | [投票(2)] |
★4 | いくつかのシーンで感じるいたたまれなさ。これは日本人である私自身を試す映画。 [review] (イライザー7) | [投票(2)] |
★4 | 闇のような重苦しい雰囲気を漂わせた静かな2時間。「天皇」を扱うことがこうも重たいとは…。秀作ではあるが、高らかに感想を述べるのは躊躇う。(2006.09.24.) (Keita) | [投票(2)] |
★3 | 大日本帝国が資本主義のアメ公にファックされる映画。 [review] (Kavalier) | [投票(5)] |
★3 | 劇場は大入り満員。菊のタブーがカネを呼ぶことを天下に知らしめたいけない果実。 (黒魔羅) | [投票(5)] |
★3 | キリスト教世界の制作陣が「現人神がある日突然人間に為る」というエキゾチシズムに対して興味津々なのはよく伝わってきた。が、それ以上のものがあったのかは疑問。 [review] (緑雨) | [投票(3)] |
★3 | 「責任」を飛び越えてその先の「能力」まで描いてしまった。まだ消化不良なのに・・・見て見ない振りをするしかない日本人観客。 [review] (sawa:38) | [投票(3)] |
★3 | 現人神とされ世間から隔離された男の奇妙な感覚のズレと、人間として当然持ち得ている感情のユーモラスな発露をイッセー尾形は見事に演じきった。桃井の醸し出す茫洋さも、なるほどあの男の妻とは、こんな女だったのかも知れないと感じさせる説得力があった。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(3)] |
★3 | イッセー尾形は良かったが、佐野史郎もよかった。正直言って、他国の重要人物の内面にここまで迫ろうとは思わなかった(成功してるかどうかは微妙だが)。ソクーロフ監督の試みには嫉妬と羨望すら感じる。何故と言えば、日本では永遠にできそうもない対象だから。ある意味外国映画に託すしか方法がないのが現実である。 [review] (ジョー・チップ) | [投票(2)] |
★2 | 実験容器上の人物観察映画。1アイディアだけで2時間押し切るのはやめてもらいたい。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(11)] |
★2 | チャーリー・チャップリンに例えられる「雲の上の存在」の一人芝居が、ソクーロフが(いつも)描く灰色がかった近未来的世界観の中で展開される。「あ、そ。」と突き放されるたびに、観たかった対象の輪郭や色彩がますます失われていく。(★2.5) (グラント・リー・バッファロー) | [投票(2)] |
★1 | この半可通は戦争への加担を個人的な感傷に矮小化する標本オタクとして昭和天皇を描くのだから恐れ入る。鶴など闖入させて気味が悪い。 (寒山拾得) | [投票] |