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カポーティ (2006/カナダ)

Capote

[Drama/Crime]
製作総指揮ダン・ファターマン / フィリップ・シーモア・ホフマン / ケリー・ロック / ダニー・ロセット
製作キャロライン・バロン / ミヒャエル・オホーフェン / ウィリアム・ビンス
監督ベネット・ミラー
脚本ダン・ファターマン
原作ジェラルド・クラーク
撮影アダム・キンメル
美術ジェス・ゴンコール
音楽マイケル・ダナ
衣装ケイシャ・ワリッカ・メイモン
出演フィリップ・シーモア・ホフマン / キャサリン・キーナー / クリフトン・コリンズJr. / クリス・クーパー / ブルース・グリーンウッド / ボブ・バラバン / エイミー・ライアン / マーク・ペレグリノ / アリー・ミケルソン / マーシャル・ベル
あらすじ1959年カンザスの小さな町で、農場主一家4人が殺害されるという事件が起こった。ニュースを読んだNYの小説家トゥルーマン・カポーティ(フィリップ・シーモア・ホフマン)は、この事件に興味を持ち、助手のネル(キャサリン・キーナー)と共に現地へ赴き、精力的に取材をした。そして翌年、ふたりの容疑者が逮捕される。そのうちのひとり、ペリー(クリフトン・コリンズ・Jr.)と話をするうち、カポーティの中で変化が起こる。そして彼の頭の中では、ノンフィクション小説“冷血”の構想が出来上がっていった・・・。(114分) (ダリア)[投票]
Comments
全33 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5向かい合う友人は、自分自身を写す鏡。 [review] (夢ギドラ)[投票(4)]
★5地味な作品なのに、ここまで激しく心を揺さぶられたのは何故だろう。淡々と静かなようで、燃えさかる激しい炎を内に秘めたような映画。どこがどう良いのかなんてとても説明出来ないが、このシーンに自分の心がシンクロしたことが、全てを物語っているのだと思う。 [review] (ダリア)[投票(4)]
★5ライフワークというものの恐ろしさを過不足なく伝えきった傑作。疎外されている点において主人公と殺人犯は双子に他ならない。ラストの1枚の字幕が恐ろしく効く。切れ味鋭い編集の腕前によって、あえて気持ち引き気味の構図にした抑制の効いた画面が実に映える。 (ジェリー)[投票(3)]
★4自然体で生きることが、人間にとって最も幸せであるというまことしやかな嘘。カポーティは言った、「私は正直に書くのだ」と。作家が正直に書くということは、まさに自分の意のままに素直に生きるということに他ならない。でも私はカポーティにはなりたくない。 [review] (ぽんしゅう)[投票(9)]
★4主人公が取材を通して犯人と同期していく様は、台詞で語られているほどには掘り下げられているとも見えないのだが、カンザスの片田舎の時代の空気を表出したカメラと緻密な演出、そしてホフマンの計算され尽くした演技で解ったような気分にはさせられる。 (けにろん)[投票(7)]
★4それは、表玄関から出て行った人間が、裏口から出て行った人間に与える同情であり一瞥であり、自分も同じ類の人間であることのナルシスト的悲哀だ。「冷血」にはゾッとしなかったが、カポーティにはゾッとした。 [review] (ヒエロ)[投票(3)]
★4ミイラ取りがミイラ [review] (chokobo)[投票(3)]
★4映画を見ていて初めて たばこの煙とジンのにおいをかいだような気になった1本です。 [review] (ミルテ)[投票(2)]
★4いや、ふと、もしも、カポーティをこの映画でエルトン・ジョンが演じたら、と想像してしまった。そんなことはない、フィリップ・シーモア・ホフマンでよかったんだ。うん。 (浅草12階の幽霊)[投票(2)]
★4ホフマンもよいが、個人的には彼を表面張力ラインで抑えさせた、簡素に徹したミラー演出を評価。単独被写体は中央、対話シーンは左右対称、終始引き気味の構図を見せ場は一歩寄る等の基本徹底が快い。キーナーの出所をわきまえた存在感もさすが。 [review] (ナム太郎)[投票(1)]
★4ファーストカットは麦の穂。冒頭から静謐で簡潔なカット作りを目指していることがわかる。不用意に「静謐で簡潔」なんて言葉を使ってしまったが、これが本当にできているのなら私にとっては最大級の誉め言葉、ということになる。 [review] (ゑぎ)[投票(1)]
★3フィリップ・シーモア・ホフマンのエキセントリックな演技も強烈なのだが、それを自然に受け止めてしまうキャサリン・キーナーの巧さには唸らされる。 [review] (緑雨)[投票(6)]
★3生白い肌と未熟な発声でネオテニー(幼形成熟)を連想させるシーモア・ホフマンの細かすぎて伝わらない成りきりぶりに、カポーティを知らない私もつい「本物そっくり」と言ってしまいそうに。そんな説得力のある演技力を楽しむべし。 [review] (おーい粗茶)[投票(4)]
★3凡作でがっかり。カポーティのキャラ造形は、取材・執筆の過程を積み上げるのではなく、担当刑事、社交界と友人、殺人犯ペリーの三点における人的交流をなぞっただけで線が薄い。あの奇妙な声でセレブ関係のトリビアを話せば面白いに決まっている。演技派俳優が伝記作品に挑むときにしばしばみられる、趣味的で取り留めのない映画になってしまった。 (shiono)[投票(4)]
★3人との比較で奇抜さを表現するのはたやすいが、一人っきりで居るとむつかしい。だから、書斎でちょこっと座ってるシーモアは気まずいし、その焦りがまたラヴラヴ過ぎて辛抱たまらんものもある。 (disjunctive)[投票(3)]
★3料理人が魚や肉を扱うように、小説家が人間を材料として扱うことは許されるのか。ノンフィクションジャンルを開拓したカポーティだけでなく、現代の報道にも絶えず発生するむずかしい問題である。061019 [review] (しど)[投票(3)]
★3フィリップ・シーモア・ホフマンを見る、ただそれだけのための映画。 (カフカのすあま)[投票(2)]
★3フィリップ・シーモア・ホフマンは確かに素晴らしい、しかし、原作のあのクォリティを作り上げ、そしてそれを機に破滅に向かったカポーティの奥行きはこの映画では垣間見れなかった。映画を観た後に、「冷血」を読めばよかったなぁ。06.12.8 (hess)[投票(1)]
★3フィリップ・シーモア・ホフマンはやっぱ良い役者だなぁ。この映画以外でも賞をあげたい。 (stimpy)[投票]
★3カポーティについて予備知識が一切ないんで。ホフマンの演技の評価も似てるかどうかで分かれるんだろうけど、それも無理。絵的にはとても素晴らしいよ。 (HAL9000)[投票]
★3朗読の場面がいい。本を買いに走りたくなるもんね。 (黒魔羅)[投票]
★2面白い話を見せてください。演技がうまいのは分かったから。 ()[投票(2)]
★1エゴイスティックで、自己顕示欲が強く、身勝手な小説家の嫌らしさだけが印象に残った。主演は熱演だが、その不快感にこの点。 (フランコ)[投票]
Ratings
5点10人**********
4点38人**************************************
3点44人********************************************
2点4人****
1点1人*
97人平均 ★3.5(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
実際に起きた事件や犯罪、犯人をモチーフとした映画 (脚がグンバツの男)[投票(19)]村上春樹と映画 (TOMIMORI)[投票(16)]
私的 〔 映画 vs 本 〕 の関係 (リア)[投票(2)]殺人犯・死刑囚、と死刑 (死ぬまでシネマ)[投票]
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