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兄とその妹 (1939/日)
A Brother and His Younger Sister
[Drama]
監督 | 島津保次郎 |
脚本 | 島津保次郎 |
撮影 | 生方敏夫 |
美術 | 金須孝 |
音楽 | 早乙女光 |
出演 | 佐分利信 / 三宅邦子 / 桑野通子 / 上原謙 / 河村黎吉 / 坂本武 / 笠智衆 / 奈良真養 / 大塚君代 / 菅井一郎 / 小林十九二 |
あらすじ | 平社員の間宮敬介(佐分利信)は、囲碁の腕を見込まれ専務の有田(坂本武)のお相手で深夜の帰宅が続く。妻のあき子(三宅邦子)はもうあきらめ気味だが、同居してる妹の文子(桑野通子)は兄の体や義姉を気づかって不満顔だ。専務に受けがよく仕事もできる敬介は、職場では同僚の行田(河村黎吉)らの嫉妬もかっていた。一方、進歩的なインテリで有能な英文タイピストの文子は、取引先の青年道夫(上原謙)から求婚されて困惑していた。ところがこの青年が有田専務の甥で将来の跡取りだということが分り、敬介が妹を使って専務に取り入ろうとしているという噂が立ち始めるのだった。(104分/白黒/スタンダード) (ぽんしゅう) | [投票] |
ロケとスタジオ撮影の巧みなモンタージュがリアルさを、時間経過や思考表現のイメージが軽快さを生みモダン。なかでも聡明で進歩的、明朗で伸びやかな桑野通子の嫌味なき才女ぶりの魅力に尽きる。兄妹の議論だけが急に語彙が硬くなるのも不自然ながら微笑ましい。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] | |
かなり技巧的な演出でプロットの繰り出し方もスマート。小津の『戸田家の兄妹』(1941年)と同レベルとまで云ってしまえば云い過ぎだが、これも非常に良く出来た映画だ。また、人物造型の点で本作の特筆すべきは矢張り桑野通子の明澄さだ。タイトルに「その」という、ともすれば不要とも思える指示語が付加されている意味はこゝにある。 [review] (ゑぎ) | [投票(1)] | |
主人公の自覚せぬ不安の描写の巧みさ。収束は2点減点。 [review] (寒山拾得) | [投票(1)] | |
あっと驚くどんでん返し。このラストを予測できるものはいないだろう。夢の広がる時代(軍国主義は別として)を反映した素敵なラストといえる。 (KEI) | [投票] |
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キネマ旬報増刊 映画史上ベスト200シリーズ掲載作品一覧 (寒山拾得) | [投票(10)] |
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