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松ヶ根乱射事件 (2006/)

The Matsugane Potshot Affair

[Comedy/Drama/Thriller/Crime]
製作山上徹二郎 / 大和田廣樹 / 定井勇二 / 大島満
監督山下敦弘
脚本山下敦弘 / 向井康介 / 佐藤久美子
撮影蔦井孝洋
美術愛甲悦子
音楽パスカルズ
出演新井浩文 / 山中崇 / 川越美和 / 木村祐一 / 三浦友和 / キムラ緑子 / 烏丸せつこ / 安藤玉恵 / 榎木兵衛 / 西尾まり / 康すおん / 光石研 / でんでん
あらすじ北の田舎町、松ヶ根。光太郎(新井浩文)は退屈な派出所の警察官。双子の兄光(山中崇)は姉夫婦(西尾まり中村義洋)が継いだ家業を手伝っているが一向に仕事に身が入らない。父(三浦友和)は、床屋の泉(烏丸せつこ)の店に入り浸りだが母(キムラ緑子)はもはや無関心。そんな一家が暮らすで町で、ひき逃げ事件が発生。被害者の女(川越美和)が、何やら不穏な空気を撒き散らす男(木村祐一)とともに現れ犯人を捜し始めた。すると出るは出るは、金塊、生首、泉の娘春子(安藤玉恵)の妊娠。この話し、90年代の初めに日本のどこかで起こった実話(?)なのだそうな。(112分/カラー/ヴィスタサイズ) (ぽんしゅう)[投票(1)]
Comments
全33 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5恐らく山下敦弘から見た90年代っていうのは、バブル全盛時以降、覆い隠されてあった「醜悪さ」が何かの拍子で暴かれるという危険性から人間関係が徐々に崩壊していくイメージだったんだろう。その「因子」がネズミだったり金の延べ棒だったり生首だったり私生児だったり、実体の掴めないものばかりで余計に主人公の苛立ちを助長させる。 [review] (SODOM)[投票(6)]
★5喜劇? 悲劇? 犯罪映画? 確かによく分らない話だ。しかし正直、そんなの何でもいいんじゃないかと思ってしまう。ただ目の前にあるフィルムの力。その力に圧倒される2時間弱のこの心地よさ。 [review] (ナム太郎)[投票(2)]
★4実に‘30歳のリアル’。同世代として、この「キレっぷり」には大いに賛同なのです。レビューは私自身の感じる勝手な「団塊Jrってナンだ!?」→ [review] (林田乃丞)[投票(10)]
★4かつての日本では、この物語は地方の土着性の問題として語られていた。だが、バブル経済崩壊後のこの国には最早それは存在しない。人間の欲望は土着という拠りどころを失い浮遊する。だから山下敦弘らが描く倦怠と焦燥は、暴力と非暴力の狭間に置き去られる。 [review] (ぽんしゅう)[投票(10)]
★4これは、事件。 [review] (煽尼采)[投票(8)]
★4雪が融けて土が顔を出すように、平穏という嘘で隠された醜悪は暴かれる。しかしまた雪が大地を覆い隠すように、暴かれかけた醜悪は平穏という嘘と暗黙の了解で再び隠蔽される。しかもそれは「季節」として逃れようのない「サイクル」であることへの絶望。雪(嘘)がとけては積もるというロケーションに寓意を込める的確。 [review] (DSCH)[投票(4)]
★4割れ鍋に綴じ蓋という共犯関係。 [review] (おーい粗茶)[投票(3)]
★4シーンごとに、あるいはショットごとにカタストロフの予感を増大させる演出がすばらしく、静的ながら情報量の多い画面を厭味なく見せてしまうカメラも私の好み。 [review] (3819695)[投票(3)]
★4秋葉原や池田小の事件を見聞きした今となっては、抑制の利いた見事な乱射だったと思う。だが、その銃声は疲弊した田舎町の限界を打破するには空しすぎる程一過性のもの。再び何も無かったように登校する児童達の黄色い声がこだまするんだろう。時代・地域の気分を一若者の視点から切り取った遣る瀬無さ大湧出の佳作だ。もう観たくないけど。 (クワドラAS)[投票(2)]
★4乱射マダー [review] (TOMIMORI)[投票(2)]
★4今村昌平』が垣間見えた。 [review] (chokobo)[投票(2)]
★4常にアドリブ的で、ストーリー性を特に持たなかった山下敦弘監督の映像だったが、たるい、僕達が常に感じている日常の中に、非日常の空間を強引に入れドラマというものを再現し、見事、不確かで不安である現実を軽い存在論的に、かつ本格的に映像化している。 [review] (セント)[投票(2)]
★4「その後のどんてん生活」とでも云うべきマヌケの肯定 [review] (寒山)[投票(1)]
★3「革命ごっこ」すら出来なかった世代、「バブル成長」の楽しさすら享受出来なかった地方。閉塞感に潰される前に彼は通学路で銃弾を発射する。空を切る銃弾は自虐の象徴。何もない田んぼに落ちていくだけ、何事もなかったかのように。 (sawa:38)[投票(2)]
★3皆それなりに状況に埋没し閉塞が閉塞のまま終わるというのは、らしいしラストは正味笑った。だが、川越美和の張っ倒したくなる偏執キャラを始めとする世界の不均衡な歪みが断片的で互いに相関し合わず喰い足りない。コンセプトは買うが力量不足と思う。 (けにろん)[投票(2)]
★3深読みの許容あるいは強要? 前者と感じたら高い評価になっていたと思う。 (TM)[投票(1)]
★3ネズミと乱射事件 [review] (グラント・リー・バッファロー)[投票(1)]
★3タイトルに「乱射」なんて付けるとは余程自信があるのだなあ、一体どうするつもりだろうか、などと思いつつ鑑賞。終わってみれば見事な乱射事件でしたな。こういう風に予想を外してくる映画は嫌いじゃない。 (赤い戦車)[投票]
★3怒りを含めた様々な感情をぶつける先が無く、異常と呼ばれる行動を起こしてしまう。そんな若者が案外普通になっているのかもしれない。 (NAO)[投票]
★2ファーゴ』も好きじゃなかったし。30/100 (たろ)[投票]
★1駄目だ、異臭が漂ってくるような醜悪さに一時間もたたずに映画世界から自分は弾き飛ばされた。やはり自分は山下敦弘の総てを支持することは到底無理であることを思い知らされた。そして閉塞された空間の澱んだ空気に息が詰まりそうになることも。 (水那岐)[投票(1)]
Ratings
5点5人*****
4点36人************************************
3点25人*************************
2点3人***
1点1人*
70人平均 ★3.6(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
その後のキネ旬ベスト10・最多ランクイン監督は誰だ! (ぽんしゅう)[投票(12)]アジア的遊撃者 (ぽんしゅう)[投票(5)]
松ヶ根のディパーテッド (SODOM)[投票(1)]あにおとうと (TOMIMORI)[投票]
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