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イースタン・プロミス (2007/カナダ)

Eastern Promises

[Crime/Drama/Mystery/Thriller]
製作総指揮ジェフ・アバーリー / ジュリア・ブラックマン / スティーブン・ガーレット / デヴィッド・M・トンプソン
製作ロバート・ラントス / ポール・ウェブスター
監督デヴィッド・クローネンバーグ
脚本スティーヴ・ナイト
撮影ピーター・サスチツキー
美術キャロル・スピア
音楽ハワード・ショア
衣装デニーズ・クローネンバーグ
出演ヴィゴ・モーテンセン / ナオミ・ワッツ / ヴァンサン・カッセル / アルミン・ミューラー・シュタール / シニード・キューザック / ドナルド・サンプター / ヨセフ・アルティン / ミナ・E・ミナ / アレクサンダル・ミキッチ / サラ・ジャンヌ・ラブロス
あらすじロンドン。夜。ある散髪屋で凄惨な殺人が行われていたそのとき、1人のロシア人少女が薬局で意識不明になった。病院に運び込まれた少女は女児を出産し死ぬ。助産師アンナ(ナオミ・ワッツ)は彼女の遺品の日記からロシアンマフィアの介在に感づく。実力者セミオン(アーミン・ミューラー=スタール)のレストランを訪ねた彼女は、その息子キリル(ヴァンサン・カッセル)と彼の運転手ニコライ(ヴィゴ・モーテンセン)を知ることになるのだが…。クローネンバーグ劇場映画第22作。 (けにろん)[投票]
Comments
全43 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5非常に品のある、非常に下品な映画 [review] ()[投票(5)]
★5ただの運転手だったはずの男が物語に浸み込んでくる過程が気持ちいい。それはサウナのシーンで絶頂に達するのである。 [review] (ハム)[投票(4)]
★5これは隙のない作品。こういう脚本をクローネンバーグがやることに驚くし、この作家の力量を改めて知らされた思いです。 [review] (HAL9000)[投票(3)]
★4ナオミ・ワッツの困惑ではないが、実際あんた、どっち行きたいねんと思える半端な終幕に唖然ともした。が、にしても、このドップリとロンドンのマイナーコミューンに浸りきったクローネンバーグの描写の数々。その深みとコクには降参するしかない。 (けにろん)[投票(10)]
★4クローネンバーグはいつも「内なる異形のもの」を描くが、今回のそれは「ロシア」。暗さ、厳しさ、忍従、それらが故の深い憂愁。黒革の長外套とは、このような男のためにこそある。 ()[投票(6)]
★4エンターテイメント映画なんですが、緊密な映像と共に濃淡のある色彩、俳優陣の力演、歯切れの良い演出で完璧な出来のクライム映画となっている。 [review] (セント)[投票(6)]
★4冒頭の床屋でのシーンから一気に映画の世界に引き込まれる。モーテンセンとカッセルはそれぞれ異なる種類のセクシーさを魅せる。そしてスタールの静かなる凄味。スタールとワッツが対峙する場面のぞくぞくするような緊張感。 [review] (緑雨)[投票(5)]
★4この暴力には憧れない。 [review] (おーい粗茶)[投票(5)]
★4相変わらず色彩感覚に優れた鋭敏で品のある、でもちょっと鬱気味な映像が非常に心地良い。そしてやはりV・モーテンセン、お風呂場ですってんころりん、もう転戦!って全くつまらんダジャレを言ってしまったが、本作は彼の圧倒的な低体温から滲み出るダシが決め手だろう。また、前作辺りから監督の志向性に“変容”がみられる気が・・・ [review] (クワドラAS)[投票(4)]
★4冒頭の、床屋とドラッグストアのシーンから、これから起こるであろう出来事に期待に胸が膨らんだ。非情なロシアンマフィアのボスと、今一つ大物になれない息子、そして正体不明な運転手、この三者が集った時に醸し出される緊張感が面白い。 [review] (青山実花)[投票(3)]
★4コテコテのVシネにナオミ・ワッツの筋が絡むカテゴリーエラーの喜劇は、ヴィゴ・モーテンセンの怖気の振るうナルシシズムに帰着する。文体の模索はとうぜん試みられ、ナルシシズムはポルノの物的な迫力へと発展的に誤用される。 [review] (disjunctive)[投票(2)]
★4血と土。肌と刃。‘絆’と‘因縁’の、禍々しさと浄福。 [review] (煽尼采)[投票(2)]
★4いまだに「変態映画作家」のレッテルを貼られがちのクローネンバーグが獲得したクラシカルかつリッチな佇まいおよびその凄みを存分に感受せよ。この色彩の深み。アルマーニのスーツとサングラスを決めたヴィゴ・モーテンセンの格好よさ。ここで「格好よさ」とは純粋に見た目について。本当に、完璧に、格好よい。 [review] (3819695)[投票(2)]
★4クローネンバーグが求める恐怖は、通常のホラーとは違います。だがそれが良い。 [review] (甘崎庵)[投票(2)]
★4凶器に用いられるのは刃物のみである。「殺すこと」とは「血を断つこと」である、もしくは、「生かすこと」とは「血を続かせること」である、という「血(縁)」を巡る描写の徹底ぶりに感心。「断ち切るもの」としての「ナイフ」はその描写に正確に寄与している。 [review] (DSCH)[投票(1)]
★3ロシアの過酷な冬の中で鍛え上げられた筋金入りの組織悪の凄みが、香水のように男たちの体から立ち昇っている。男達の整髪料臭さ、ナオミ・ワッツの石鹸臭さ。本作品は嗅覚を刺激する。それは一級品の証だ。性器晒しての取っ組み合いは、その重量感において比類ない。 (ジェリー)[投票(3)]
★3もちろん、グロもありました。クローネンバーグですから。でも、充実した映画でした。なんといってもヴィゴ・モーテンセンのクールでリアルな(まじでロシア人かと思ったよ)「体当たり演技」に拍手を送りたいと思います。 (カフカのすあま)[投票(2)]
★3日本の公衆浴場の「刺青のある方おことわり」の貼り紙の意味を実感。 全裸vs二人のナイフ男の死闘はド迫力 2008.10 劇場 (チー)[投票(1)]
★3メイン3人の演技が凄すぎた。だいたい、ロシアン・マフィアのことを真剣に考えたことが無かったから、複雑な何かがあっても気づけない(苦笑) [review] (夢ギドラ)[投票(1)]
★3画面の強度が凄い。でも終盤はちょっと物足りず。「ヒストリー〜」と比べての採点。 (ドド)[投票]
★3ぼかし処理無しの映像で見たいです。 (のの’)[投票]
★2不自然で意味のない演出。意味のない台詞。無理矢理作り上げた闇の世界。ありもしない世界でいきがってるような徒労しか感じない。 (G31)[投票(1)]
★1ロシアをイタリアに置き換えたら、2〜3作は作られたB級映画になるんじゃないの? [review] (考古黒Gr)[投票]
Ratings
5点14人**************
4点57人*********************************************************
3点25人*************************
2点2人**
1点1人*
99人平均 ★3.8(* = 1)

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