★4 | かつて「赤い土と岩」が描けていないと『ビルマの竪琴』をリメイクした市川崑。金田一を撮ってる場合じゃない。本作の「狂おしい緑と泥」そして「肉の赤」を何故リメイクしないのか?若い日本人はこういう「色彩」をこそ必要としているはずなのに。 (sawa:38) | [投票(2)] |
★4 | もはや、戦闘集団として機能していない兵士達。糧を求めて餓鬼の如く戦場を彷徨う姿は、まさに地獄絵図だ。かつて多くの同胞をこのような死地に追いやったこの国で、我々が(一見)平和な生活を営んでいるというのも、ぞっとしない話だ。 (ガブリエルアン・カットグラ) | [投票(1)] |
★4 | 船越英二が壮大な虚無の熱帯森を彷徨するだけの映画である。いつも都会人を巧みに演じる彼の、目元の気取った表情がきれいに消えた。空井戸のようにうつろな眼窩があるのみ。耐え難い無意味を経験した男の意思を唯一表現した最後のシーンに心震える。 (ジェリー) | [投票] |
★4 | これこそ僕が見たかった「戦わない戦争映画」だ。
(TOMIMORI) | [投票] |
★4 | 結末の説得力と淡々とした描写、俳優の不気味な存在感は、まさに市川ワールド。 (檸檬) | [投票] |
★4 | 戦場のリアリズム。そこにイデオロギーなどというものは存在する意味がない。[Video] (Yasu) | [投票] |
★3 | あくまでそれは異常時だからこそ、という主張。 [review] (おーい粗茶) | [投票(3)] |
★3 | 「猿だろうが何だろうが、いざとなったら喰うよな」という思いを、踏みとどまらせるにはいささか上品過ぎた。ヒューマニスト和田夏十と市川崑の限界か。ボクサー役のための減量が話題になった俳優がいたが船越英二達は本当に死ぬほど痩せている。 (ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★3 | 「神」を切ったのは一見英断に見えるが、ならば新たな何かを付与するか残されたもの透徹させるしかない。考え得るのがカニバリズムだが表層的である。どんなジャンルも料理して見せるという夫婦茶碗の奢りが産んだ通り一遍の作。 (けにろん) | [投票(2)] |
★3 | 夏十の脚本はラストを変えている。1つのヒューマニズムの主張ともいえるが、物語の流れからみると、やはり原作の方が無理がないように思う。無理に脚本化(映画化)する必要もなかったとも思う。タイトル‘野火’の意味するものは、どちらにしても素晴らしい。 (KEI) | [投票(1)] |
★3 | ブラックユーモアになるはずの軍靴の履き替えの件など、市川崑の演出ではほのぼのユーモアになってしまっており、いかにもちぐはぐ。しかし地元民がいて野火が上るという当たり前の事実を重視した和田夏十の脚本は、野火を観念劇の道具にした原作への批評になっており立派。 (寒山拾得) | [投票(1)] |
★3 | 市川崑と小林節雄のスタイリッシュな映像表現は、作品のテーマ性を暈し薄めてしまったように思える。塩を舐めて落涙する場面と浜村純の顔面演技以外に、これと云った見所がない。 (町田) | [投票(1)] |
★3 | 仲代達矢が演ってもこうは出来なかったのではないか。そっくりに見えても船越英二だからこそ。[3回目再見 改訂] ☆3.7点。 [review] (死ぬまでシネマ) | [投票(1)] |
★3 | 美味そうに塩を食う。68/100 (たろ) | [投票] |
★3 | ナレーションの抑揚の無さと同様余りに淡々と流れる調子。いまいち何が描きたかったのかわからない。 (ころ阿弥) | [投票] |
★2 | 冒頭の長ったらしい説明的台詞から、もうやだなぁって思った。全体的に刺激に欠ける画面。ミッキー・カーチスは良い。
(ゑぎ) | [投票(1)] |
★2 | 戦争ヘンタイ。 (G31) | [投票] |
★2 | 淡々としすぎていて、暗すぎて、ついていけない。船越英二の演技もいつもより冴えて無い気がする。 (直人) | [投票] |