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パーマネント野ばら (2010/)

[Drama/Romance]
製作総指揮春名慶
製作松本整 / 鈴木ゆたか / 中村陽介 / 石田雄治 / 藤田滋生
監督吉田大八
脚本奥寺佐渡子
原作西原理恵子
撮影近藤龍人
美術富田麻友美
音楽福原まり
衣装小里幸子 / 谷口みゆき
出演菅野美穂 / 小池栄子 / 池脇千鶴 / 畠山紬 / 宇崎竜童 / 夏木マリ / 江口洋介 / 加藤虎ノ介 / 山本浩司
あらすじ港町にある、まさ子(夏木マリ)が切り盛りする美容室「野ばら」は男運の悪い女たちの溜まり場になっていた。一人娘のもも(畠山紬)を抱えて手伝いをするバツイチ女・なおこ(菅野美穂)は、そこで小母さんたちや旧友の恋愛話の聞き役に廻っていた。パブのママであるみっちゃん(小池栄子)は店の女の子に手を出すヒモの様な男・ヒサシ(加藤虎ノ介)に腹を立て、轢き殺そうとまでした。薄幸な友人ともちゃん(池脇千鶴)は相手にする男総てがダメ男で、最後の亭主ユウジ(山本浩司)もギャンブルと薬で身を滅ぼした…そんな話を聴くなおこも教師カシマ(江口洋介)と交際をしていたが、その裏には秘密があった。〔100分/カラー/ヴィスタ〕 (水那岐)[投票]
Comments
全26 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5今年(2010年)一番泣けた。 [review] (solid63)[投票(1)]
★5儚げ且つずしりと重い生命力。原作の良さなのかもしれないが(未読)、ゆったりして軽妙な音楽、絶妙な撮影、不幸なくせにカラリとした脚本が素晴らしい。菅野の可憐さ、小池の巧さ、池脇の体当たり、美容院に集う魔女ら(失礼)のパワーに惹き込まれる。 [review] (chilidog)[投票(1)]
★4原作者の私小説としての演出が見事。「なぜうちこんなに寂しいんやろ」と電話ボックスで泣き崩れるシーンはすごい。(2011/02/19) [review] (chokobo)[投票(3)]
★4不運を不幸にしないすべを知っている、いや、そう見えないように振舞うすべが身についてしまった女たちの話である。幼なじみの三人や、野ばらの女主人と常連のオバハンたちが、もしも強く逞しく見えたとしたら、それはため込まれた「切なさ」の逆照射のせいなのだ。 (ぽんしゅう)[投票(3)]
★4相変わらず西原の作品はろくでもない男しか出てこない。まあ、それに対して絶対勝てそうな気がしないおばちゃんを配しているからバランスは取れているのだろうケド。この作品、やんわりとしてどーでもいい展開の前半に対し、後半で一気に固めてくる。そこに乗れるかどうかだろう。自分はというと、ちょっとヤラれた。 (tkcrows)[投票(2)]
★4男に恵まれぬ呪いをかけられたかのようなこの町の女たちを描く、その不思議な明るさは西原原作の大前提であろうが、それをコミックからフィルムに移す仕事に最も貢献したのが、奥寺佐渡子の軽妙な脚本であろう。ヒロインの友人達の軽く流すような、それでいて熱のこもった演技も忘れ難い。 [review] (水那岐)[投票(2)]
★4管野美穂の年齢不詳なアイドル映画への堕落がうれしいやら気味が悪いやらで混乱するのである。江口に対する嬌態が気持ち悪いというのはある。かつ、アイドル映画になってしまうと性愛の問題提起も無効になりかねない。 [review] (disjunctive)[投票(1)]
★4菅野美穂小池栄子池脇千鶴、この三人のアンサンブルを観よ!以上!! [review] (Master)[投票(1)]
★4何か話が似ているなあと思ったらやはり西原理恵子原作もの。『女の子ものがたり』に設定がほとんど同じ。そしてテーマはさびれた町唯一の社交場であるパーマ屋での女性たちによる「男の品定め」である。 [review] (セント)[投票(1)]
★4録画していたビデオを期待もせずに観たのだが、切なさにジーンときた。けど、光も見える。緩い展開に騙されてはいけません。気がつくと伏線がいっぱいで、エンドロールが流れる中でいろいろ繋がって、そんでもって後に引きます。 (うたかた)[投票]
★4恐ろしくもあり、優しさにも溢れてもいる女の世界。 [review] (Soul Driver)[投票]
★4チンコチンコと連呼するハチキンと『女の子ものがたり』の隙間に『アレ』が隠されていた。 [review] (IN4MATION)[投票]
★4 どんなに苦しくても、どんなに辛くても、どんなに寂しくても人生は死なない限り続いていくわけですから、タフに生きていくことが一番なんだと思いますね。 [review] (TM(H19.1加入))[投票]
★3「パーマネント野ばら」という題名の響きをそのまま映像化したような世界。そのあっけらかんとした響きの中に含まれる、繊細な脆さと生命力。 [review] (煽尼采)[投票(3)]
★3全編に漂う緩さと活きのいいパンチパーマのおばちゃん達は堪能できるが、お伽噺に徹しきれていないところが残念 (irodori)[投票]
★3漁港の風景描写がとても優れており、デフォルメされた風俗も楽しいが後半地味。『お引越し』を超える世界を奥寺佐渡子は描けなかったなあという空回り感が残る。三度ある車のアクションも地味。 (寒山拾得)[投票]
★3回想や夢想のシーン、映画内に於けるその本来的不安定さは、映画の中の「現実」のあやうさをこそ示している。小津ゴダールをつい想起してしまうような画面の連鎖が、それでいてよくも悪しくも人間の物語にしっかり着地する。〔3.5〕 [review] ()[投票]
★3物語がない。こういう状況ですという説明に終わっている(というか原作がそういう漫画なんだ)。ここは面白いぞ、そら笑えというシーンが多く、鼻につく。イグアナ娘(菅野)はどこか異様で昔から嫌い。もっとも彼女以外は良くラスト20分は面白い。実力派本田博太郎の役は酷過ぎる。 (KEI)[投票]
★3漁村の雰囲気がいいですね。 (ぱちーの)[投票]
★3ある瞬間をさかいに作品の評価がぐるっと変わったものの、終わってみれば、うむ平凡だなと思えてしまう不思議。期待よりは面白くて満足した。 [review] (モロッコ)[投票]
★2泣きも笑えもしなかった。 (アリ探し)[投票]
★2無色透明女子代表・菅野美穂と、女ヒョウ・小池栄子は素晴らしいのに… [review] (田邉 晴彦)[投票]
Ratings
5点5人*****
4点26人**************************
3点17人*****************
2点3人***
1点1人*
52人平均 ★3.6(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
男もすなる脚本というもの女もしてみんとてするなり (ぽんしゅう)[投票(11)]
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