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コロンブス 永遠の海 (2007/ポルトガル=仏)
Christophe Colomb, l'énigmeChristopher Columbus, the Enigma
[Drama]
製作総指揮 | ジャック・アレックス |
製作 | フランソワ・ダルテマール |
監督 | マノエル・デ・オリヴェイラ |
脚本 | マノエル・デ・オリヴェイラ |
撮影 | サビーヌ・ランスラン |
美術 | クリスチャン・マルティ |
音楽 | ホセ・ルイス・バルヘス・コエーリョ |
衣装 | アデライド・マリア・トレパ |
出演 | リカルド・トレパ / レオノール・バルダック / マノエル・デ・オリヴェイラ / マリア・イザベル・デ・オリヴェイラ / レオノール・シルヴェイラ / ルイス・ミゲル・シントラ |
あらすじ | 1946年。渡米の為、リスボン発の船に乗ったルシアーノ一家のマヌエル(リカルド・トレパ)は、大航海時代の偉人達への悠久のロマンティシズムを感じ、アメリカで勤務医となった後も自身の「コロンブス=ポルトガル人説」に囚われ、結局ポルトガルに戻る。そこで知り合ったシルヴィア(レオノール・バルダック)と結婚した後もコロンブス熱は冷めず、シルヴィアも感化されていくのであった。そして、2007年、老境に至ったマヌエル(マノエル・デ・オリヴェイラ)とシルヴィア(マリア・イザベル・デ・オリヴェイラ)はニューヨークを訪れるが…。マノエル・デ・オリヴェイラ101歳の作。 (けにろん) | [投票] |
『永遠の語らい』を想起させるが、よりシンプルかつ幸福な映画。世界への出航の地・ポルトガルと、世界から移民が集まる地・アメリカという両極を結ぶことによる、時空の結合。「郷愁」によって世界へと開かれるという、回帰と離脱の同時性。 [review] (煽尼采) | [投票(2)] | |
ゆったりと流れる雲、海、そして船。人類は過去小さな国ポルトガルから世界を目指して5大陸を探求する航海に出た。500年ほど前の大昔だ。ジェット機も、ガソリンも何もない人間、自らが船を漕いで航海していた時代だ。 [review] (セント) | [投票(2)] | |
99歳の監督がデジタル撮影による傑作をものにした。空、海、仰角と俯角、霧、単純さから生まれる豊かさが並々ならぬ。 [review] (赤い戦車) | [投票] | |
さほど興味もない景勝巡りも、いざ行ってみれば強ち嫌でもなかったという既視感。オリヴェイラ本人はコロンブスに並々ならぬ興味があるだろうに、それを一切押しつける気も無さそうで、そのことにも充分自覚的らしい。達観だけが呈示し得る謙虚美。 (けにろん) | [投票(1)] | |
欧州に暮らす人びとにとって大洋越しに俯瞰する憧れの大陸は、今でも近づくと霧につつまれ掴みどころのない茫漠たる地なのかもしれない。この悠然たるコロンブス譚に、そんなやっかいな土地を向うにまわして動じないオリヴェイラの時間への信頼と達観を感じる。 (ぽんしゅう) | [投票] |
Ratings
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POV
旅人の記録 (moot) | [投票(5)] |
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