★5 | どっしりとしたカメラワークに安定感があり、上品で落ち着いたこの作品によく合っている。ともすれば退屈になりがちな真正面からのショットの連続も、俳優陣の演技をより一層際立たせていて、特にユーモラスな場面で非常に効果的だった。 (ダリア) | [投票(1)] |
★5 | 英国王の話なれど、ハリウッド映画にない実直的なまなざしの映像。王も人の子。その淡々とした演出と主要3人のこれ以上ない演技に圧倒される。 [review] (セント) | [投票(1)] |
★5 | エリザベスの出る映画にジェフリー・ラッシュあり! (verbal) | [投票] |
★5 | 人前で話をするのが苦手な自分にとっては身につまされる様な物語だった。それだけにいつになく没入してみてしまった。 [review] (サイモン64) | [投票] |
★4 | 地位や立場を超えて、言葉通り「人と人の間」に信頼や友情といったプラスのエネルギーが誕生する瞬間を“名前を呼び合う”という日々の暮らしの中で誰もが行っている行為の描写だけでスクリーンに定着させたヒューマンドラマの佳作。 [review] (田邉 晴彦) | [投票(9)] |
★4 | 風土的歴史的素地の相違は脇に置いて、単純に、ちょっと特殊なだけの小さな物語として観た私は完全にやられた。主演3人の鉄壁布陣の滋味深い応酬だけでも鼻血が出る。劇伴の反則技にも目を瞑る。「セラピー」を意識したカメラなどの小技も奏功。何より嬉し恥ずかしなヘレナとファースの交歓に理性が崩壊。
[review] (DSCH) | [投票(6)] |
★4 | シェイクスピア(言葉)の国が放った会心のエンターテイメント。どのシーンにも格調があり意味もしくは機知があり滑稽さが介在している豊かな作品。王族にたいしても個人主義をつらぬくローグのキャラクターは、いかにもシェイクスピア(変人)好きのイギリスらしい。 [review] (kiona) | [投票(5)] |
★4 | 大戦前夜の好戦非戦の悲喜交々も、王位継承への骨肉の軋轢も、吃音解消問題の前では背景音。それがアジテートこそ必要資質たる英国王の必須要件だとしてもミニマム世界に拘泥した感が拭えない。演技陣は抑制された潔癖さの応酬。ヘレナは女房の理想形。 (けにろん) | [投票(5)] |
★4 | "ライオネルとお呼びください。" [review] (kazya-f) | [投票(5)] |
★4 | いわゆる実話もの。いかにもアメリカ人の好きそうな話だ. [review] (ぱーこ) | [投票(4)] |
★4 | 物語自体は坦々とし過ぎて他愛ないが、王と国民とが契約によって認め合う王国内の事情を垣間見させる王国だからこそ、紡ぎ出される悲喜劇には興が乗る。そして国王と、彼と対等に渡り合おうとする教育者との演技合戦は見事と言えよう。 [review] (水那岐) | [投票(4)] |
★4 | イギリス王室・吃音という題材的に難しいのは重々承知だが、コメディに振るか、もう少し抑揚のあるストーリー展開にしても良かったのではないか。どうにも平板な印象が拭えず、若干の消化不良を感じる作品である。 [review] (Master) | [投票(3)] |
★4 | 国王をひとりの人間と捉えて眺めながら、じわりと前向きな気持ちにさせてくれる秀作。コミカルな演出も冴え、王室や戦争という重苦しい題材を感じさせない親しみやすさに魅力を感じた。(2011.03.05.) [review] (Keita) | [投票(2)] |
★4 | ジェフリー・ラッシュは下手な演技も上手い。 (Lostie) | [投票(1)] |
★4 | ヘレナ、嫁に来ないか。 [review] (disjunctive) | [投票(1)] |
★3 | 撮影中ヘレナ・ボナム・カーターがコリン・ファースとジェフリー・ラッシュに語ったという言葉が秀逸。 [review] (ナム太郎) | [投票(6)] |
★3 | ここでもヘレナ・ボナム=カーターこそがすばらしい。コリン・ファースが愛すべき人物であるというのはその通りだろうが、私たちがまず愛するのはボナム=カーターだ。私たちの愛するボナム=カーターがファースを愛するまなざし、観客はそれを共有することによって、初めてこの内気な癇癪持ちを愛する。 [review] (3819695) | [投票(6)] |
★3 | 始めから結末が分っている話なのだから、役者の配置と芝居がカギになることは必然で、ジョージ6世にとって治療士が高く硬い壁なら、王妃は跳ね返されて戻ってくる彼を優しく受け止めるクッション。3人の演者のついたり離れたりを楽しむ平民視線のお上品な佳作。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(6)] |
★3 | 優秀な俳優陣により手堅く作られた佳作。コリン・ファースは地味ながらやはり凄い。激情と冷静さと気品とフランクさとが綯い交ぜになった複雑なキャラクタを肩に力が入ることなく見事に表現し切っている。 [review] (緑雨) | [投票(4)] |
★3 | 悪い話では無いが、物語の枠組みのスケール(王位・王権・王室・戦争)と実際の内容がどうしても釣り合わず、ドラマツルギーも画面の作り込みも、世間の評価程のレベルに達して無いと思う。☆3.6点。 (死ぬまでシネマ) | [投票(1)] |
★3 | せっかくうまく話せたのに、戦争しますでは悲しい。 (りゅうじん) | [投票(1)] |
★2 | 国の情勢も原稿作りも官僚任せで、治療に専念する裸の王様の話の、どこが面白いのか不明。税金泥棒ではないか。熱狂する国民が馬鹿に見える。ノウハウ通りの「感動的」な展開も萎える。 (寒山拾得) | [投票(1)] |