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カオス・シチリア物語 (1984/)

Kaos

製作ジュリアーニ・G・デ・ネグリ
監督パオロ・タヴィアーニ / ヴィットリオ・タヴィアーニ
脚本パオロ・タヴィアーニ / ヴィットリオ・タヴィアーニ
原作ルイジ・ピランデッロ
撮影ジュゼッペ・ランチ
音楽ニコラ・ピオヴァーニ
出演マルガリータ・ロサーノ / クラウディオ・ビガリ / マッシモ・ボネッティ
あらすじシチリアの風土を舞台にした民話風オムニバス。息子たちに見捨てられた孤独な老婆が衝撃的な過去を告白する…「もう一人の息子」。満月の夜、新婚夫婦が体験した恐ろしい出来事…「月の病」。大地主が特別に作らせた巨大な壷をめぐるコミカルな寓話…「つぼ」。自らの暮らす土地に埋葬されることを許されない村人たちの静かな叛乱…「レクイエム」。そして、シチリア出身の原作者ルイジ・ピランデッロ自身のセンチメンタル・ジャーニー…「エピローグ・母との対話」。/187分 (緑雨)[投票]
Comments
全9 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5タビアーニの集大成映画といっていいほどの出来だ。生きることは地獄。月夜の狼男まがい。つぼの禅問答のような滑稽さ、その後民衆革命へと。墓さえ持てない人民の、土と革命と死。そして、ラストは死へのいざないと流れゆく過去の時間。素晴らしいの一言。 (セント)[投票(1)]
★5農耕=定住民の土着への志向を物語った4編のあとに、異界への憧れを謳うエピローグ1編。この塩梅が「カオス」なのだ。キャメラと被写体の距離のとり方がもう絶品。ただし、他の作家は真似すべきではない。この距離はシチリアの風景なしには成り立たない。 (ジェリー)[投票(1)]
★5これのエピローグの美しさにびっくりしたのが、映画にハマったきっかけです。景色も、物語も、ラストシーンも無類に美しかった。何気ない物語でも、映像に仕方によってはこんなに魅力的になるんだな、と。 (agulii)[投票]
★5もっとも好きな映画の一つなのに、書くのを忘れてた。カラスが運んでゆく物語たち。すべてのエピソードが、懐かしく、かつ新鮮。理性とか合理主義ではとらえられない「生」が、人間の奥に、でも日々の中にある、って感じ。カメラ、音、役者、構図すべてが素晴らしい。旅行みたいな感じで、もう5回は観た。 (エピキュリアン)[投票]
★4カトリックの総本山、イタリアにも、こういう土着神話を思わせる場所がある。それがシチリアだ。「カオス・サルディニア物語」では成り立たない。 (りかちゅ)[投票]
★4観光案内には決して載らない、イタリアの土着的な物語。 (ゆっち)[投票]
★3地中海の美しい風景と牧歌的な雰囲気を期待して観ると、少しイメージが違う。全体のトーンは神々しく、地に根を張った人々の生活の描写には息苦しささえ感じる。 (緑雨)[投票(1)]
★2公開当時大絶賛されていたので、つい最近になって観ましたが、あまり面白くありませんでした。 (カレルレン)[投票]
★2あぁこの牧歌的な世界は何なのだろうか。 [review] (たーー)[投票]
Ratings
5点4人****
4点14人**************
3点3人***
2点4人****
1点0人
25人平均 ★3.7(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
地名がついた映画たち。 (TOBBY)[投票(5)]
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