★4 | 確かに疑いなく衝撃の作品である。人間が考えるにこれ以上の受け入れがたい真実がこの世にあろうか。一応は上質で綿密な一流のミステリーである。しかし、このギリシャ悲劇を下敷きにしたような謎解きには悪意が入り込んでいる。
[review] (セント) | [投票(5)] |
★4 | 映像の迫力は凄まじい。映画的にはあまり盛り上がらなかったが、コレはコレで有りかと。娘と母親の区別が序盤は厳しい。86/100 (たろ) | [投票] |
★3 | 構成にも工夫を凝らして女性の数奇な生涯を語っているけれども、「うん、数奇ですね」と容易に傍観できてしまう。プリプロ段階のお話作りに比重が傾きすぎて、映画は「フィクションの力」を備えるに至っていないのではないか。虚構であることを忘れさせるような、あるいは虚構ゆえの感動を持っていない。 [review] (3819695) | [投票(6)] |
★3 | 何としてもかなえたい願いと、とうてい受け入れがたい事実が並存する苦悩。物理的な離別よりも精神的に引き裂かれた諦観。過酷な人生を遡行するサスペンスが巧みで、2通の遺書を残さざるを得なかった女ルブナ・アザバルが醸していた凄みに重たい説得力が宿る。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(3)] |
★3 | 謎解きのための謎、お話のためのお話。「代数」の使い方が巧い。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(1)] |
★3 | 憎しみの連鎖を断ち切る、というのはわかる。しかしキャスティングミスもあってか、作り過ぎ感が強い。過ぎたるは及ばざるが如し、ということか。 [review] (シーチキン) | [投票(1)] |
★3 | 強い画面の溢れている作品だが、何と云っても最強なのは、ナワル−ルブナ・アザバルが息子を捜して南部を旅するシーケンス、ナワルが十字架のネックレスを外しスカーフで頬かむりし、バスに乗った後の、バス炎上までの場面だろう。 [review] (ゑぎ) | [投票] |
★3 | 亡くなった母親から謎解き感覚な遺書を突きつけられ、子供達が必死こいて解いていく内容だが、割とリアル路線な映画スタイルでこの手法は疑問点が色々出てくる。コレが「名探偵コナン」的な作品だったらいいと思うがねぇ… [review] (ギスジ) | [投票] |
★2 | 胸クソ悪い話を凝った構成で語って深刻な現代の神話的なアレを気どるのも結構なんだけど、こういう手の込んだ遺言で死後も子供を翻弄するオカンはどうかと思うぜ。話せよ普通に。 (ペンクロフ) | [投票(5)] |