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海燕ホテル・ブルー (2011/)

[Drama]
製作尾崎宗子
監督若松孝二
脚本黒沢久子 / 若松孝二
原作船戸与一
撮影辻智彦 / 満若勇咲
美術野沢博実
音楽ジム・オルーク
出演片山瞳 / 地曵豪 / 井浦新 / 大西信満 / 廣末哲万 / ウダタカキ / 岡部尚 / 渋川清彦 / 中沢青六 / 水上竜士 / 山岡一 / 東加奈子 / 真樹めぐみ
あらすじ現金輸送車を襲い7年の刑を終えて出所した幸男(地曵豪)は、犯行時に自分を裏切った洋次(廣末哲万)を探して伊豆大島へ向かった。洋次は営業休止中の海燕ホテルで、細々とバー経営しながら女とひっそり暮らしていた。恨みを晴らそうと洋次を責め立てる幸男だが、いつしか洋次の女梨花(片山瞳)に魅了され我を失っていく。さらに地元の警官(大西信満)までもが、梨花の魅力に憑かれ店に出入りし始める。そんなとき、幸男とのある約束を果すために刑務所仲間の正和(井浦新)が島にやって来た。男どもの怨嗟と欲望が謎の女にかき乱され、いつしか現実と幻の境界が失せてゆく。原作は船戸与一の同名小説(84分/ヴィスタサイズ) (ぽんしゅう)[投票]
Comments
全5 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★4さすがに『千年の愉楽』もこの調子でやられたら敵わないが、若松劇団の真剣な滑稽味には中毒性がある。ライスカレーをスローで犬喰いしたり「愚かな人間たちー(棒読み)」など、ティーン時分の私だったら終日真似していたであろうシーンが満載だ。その通り、私はかつて学園一のひょうきん者だったのだ! [review] (3819695)[投票(2)]
★4TVドラマ的な演出に昭和臭漂う今更な幻想シーン(寺山修司+鈴木清順に『テオレマ』?)、ファム・ファタールのB級感。一つ一つ見ていくとつまらんのだが3要素合わさると予想外に面白い。山本直樹の漫画みたい。 [review] (赤い戦車)[投票(2)]
★4象徴には遠い安価なホテルのロケセットの寂寥感が意外に棄て難く、吸引力の無い片山瞳の木偶人形ぶりも案外に好ましい。そういう紙一重な未達感が、解ったようで解らん世界を心地よく覆う。今の時代、こんなもんは若松以外に撮れないのは確かだ。 (けにろん)[投票(1)]
★4若松組のむさ苦しい男どものエネルギッシュな狂騒と、童顔と肉感のアンバランスさが漂わせる片山瞳の不思議な官能がほどよく拮抗し、陳腐に堕する一歩手前で幻想描写を浄化する。簡潔な脚本と演出で、最後まで緊張が持続する心地よいブラックファンタジー。 (ぽんしゅう)[投票(1)]
★4先祖帰りの室内劇プラス『処女ゲバゲバ』で履歴総括の趣。タイトルは軟弱で『海燕ジョーの奇跡』みたいだが、存外通底するものがあるのかも知れない。 [review] (寒山拾得)[投票]
Ratings
5点0人
4点6人******
3点0人
2点0人
1点0人
6人平均 ★4.0(* = 1)

[この映画が好きな人]

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