| ★5 | 喧騒と排気ガスの中で這いずり回る小さな小さな人間たち。市川崑が切り取った“昭和”。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(2)] |
| ★5 | 版権問題やら何やらが絡んでなかなかTV放送・ソフト化がされないが、これはなんとも残念。DVDが出されたら真っ先に買いたい。 [review] (3WA.C) | [投票(2)] |
| ★5 | 淡々とした日常の中の幼い我が子達との或いは職場の先輩後輩同僚との一見醒めた関係の下の熱量を描いて秀逸。『犬神』以降の崑第２ブーム作品中のピーク。銀残しの淡彩はくぐもった都会の日常の些細な美ををアングルで切り取り異空間化する。子役が良い。 (けにろん) | [投票(2)] |
| ★4 | 銀残しの手法によって東京が全く別の都市に見える。また情けない親たち−憎くまれグチを叩く姉弟に手を焼く駄目親父水谷豊、娘の恋人を拒絶する頑固親父浜村純、嘘吐きで親ばかの市原悦子、無責任な草笛光子、の描写は全て現実味があって胸を激しく揺さぶる。市川ミステリの隠れた秀作。 (町田) | [投票(3)] |
| ★4 | 犯人探しよりも、そこに行き着くまでに浮かび上がる人間模様が大変に興味深い。 [review] (青山実花) | [投票(2)] |
| ★4 | どちらかというと ギリギリ届いた4点 のほうなのだが・・・ [review] (ありたかずひろ) | [投票(1)] |
| ★4 | 人は、失って初めてその人が自分にとって大切な人だったと分かるものだ。それは失った時に色々その人のことを−あの時はどんな気持ちでいたのだろうと−考えるからだろう。この映画が教えてくれるように、失う前にもう一度、自分の周りの人をちょっと距離を置いて見つめなおしたい。 (ＫＥＩ) | [投票(1)] |
| ★4 | 描かれる様々な家族のカタチは、どれも複雑そうでいながら、実はみなエゴの体現でしかなく、その根はシンプルなのだが、それだけに人にとって最もやっかいな問題なのだ。程よく鈍い銀残しの色調は、そんな現実を透かし観るのにちょうど良いフィルターのようだ。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] |
| ★4 | 妻に逃げられた者同士の水谷と浜村の対比はいまいちだが、
倉崎青児、川上麻衣子の兄妹と永井英理と黒田留以の姉弟の対比はよい（姉弟のなんといじらしいことか！）。思えば20年前に"銀残し"を施した『おとうと』は姉弟がテーマだった。
(TOMIMORI) | [投票(1)] |
| ★4 | 恋人同士の永島敏行と中原理恵の寂しげな雰囲気が圧倒的に好い。珍しく、市川流ユーモアが不要だった感があるのは残念。 (檸檬) | [投票(1)] |
| ★4 | 待望のDVD化により観賞にこぎつけた期待作。箱庭のような東京の風景に繰り広げられる人間模様を、一歩引いた視点から俯瞰する。豪華さはないが密度の濃い小品。市原悦子の怪演が見どころ。 (パグのしっぽ) | [投票] |
| ★4 | 美術監督の村木忍さんもデータに入れて下さい。村木与四郎さんの奥様です。セットも素晴らしかった。 (chokobo) | [投票] |
| ★4 | 親子の絆がしみじみ。 (翡翠) | [投票] |
| ★3 | 黒澤『野良犬』の正統なる系譜。終戦直後の東京の夏は、高度成長が止まった昭和晩年のそれに舞台を変えたが、ネットもケータイも無い世界の刑事たちは自らの足で歩き、聞き、格闘する。これぞ職業映画。 [review] (緑雨) | [投票(2)] |
| ★3 | 内容的には正直言って「期待し過ぎたかな…」って感じだが、悲惨な事件の徹底的な悲惨な描き方や、それと対象的に裕福とは言えず、いろいろと問題がありながらも日常のさり気ない幸福を見出す主人公（水谷豊）一家の描写は秀逸。['06.10.27ル・シネマ] [review] (直人) | [投票] |
| ★3 | 内容は殆ど覚えてないのに、メイキングで見た「銀残しの為に走る照明マン」の姿が忘れられない。 (cinecine団) | [投票] |