★5 | 殺し屋の資質、彼女の涙。(What takes to be a killer, without tears. )
[review] (ケネス) | [投票(8)] |
★5 | キャスリン・ビグローの「お仕事中毒な私!」シリーズ。猛者の中に紅一点の主人公に重なるキャスリン・ビグローの執念。それ故か、とても熱のこもった映画に思える。興奮した。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(6)] |
★5 | CIA、アメリカ、テロリスト、映画の製作者、それを楽しんで見ている我々。全員間違いなく地獄行きだ。皆平等に罪深い。分かりきったことだが絶対の正義などなく、絶対の悪などない。どうして自分を守るために他人を傷つけて、それは永遠に止まることがないのだろうか。 (サイモン64) | [投票] |
★4 | 誰かが与えられた「役割」の中で「ベストを尽くす」ことで、誰かが死ぬ。それがイスラムの自爆テロであるか、米の諜報作戦であるか、過ちであるか正しさであるかに関わらず。それが世界のシンプルな「機能」として終わらない様の残酷。何のための「ベスト」なのか。茫漠としてわからぬまま、何もかも間違っているような、正しいような・・・はっきりしているのは終わらない「機能」の正確さと個の隷従の悲劇のみ。 [review] (DSCH) | [投票(3)] |
★4 | クライマックスまでは実話とかどうこうに関係なく、スパイサスペンスものとして一級品の出来ばえで、リアルさと緊張感にあふれたスリリングな展開が楽しめる。 [review] (シーチキン) | [投票(3)] |
★4 | 映画を見ることのマゾヒスティックな快楽を味わえる。世界再現を引き受けた重圧の行く先が観客に向かうのは当然の流れだ。その整流化の効率性と、効率性を支えた忍耐深いシーンの積み重ねのち密さに慄然となる。襲撃シーンの深夜未明のほの暗さの描写力の高さには敬意を表する。 (ジェリー) | [投票(2)] |
★4 | スクリーンに身を委ねているうちに、いつの間にか「米国目線」に憑依している自分に気づき恐ろしくなる。その戦慄を味わうことにこそこの映画の意味がある。ラストシーンのジェシカ・チャステインをみれば、これがプロパガンダなどではないことは明白だろう。 [review] (緑雨) | [投票(2)] |
★4 | 他人の評価を気にすることなく、仕事に没頭できる人、期間があるのだろうという映画。全く関係ないけど伊丹十三監督作品を途中で思い出してしまった。 (Soul Driver) | [投票(1)] |
★4 | ‘〜based on first hand accounts of〜(この映画は直接聞き取りした証言をベースにした)'とロールにあるが、そのベースの上に創作したんだよ、という意味だろう。そして、本作は実によく計算された娯楽作品だと思う。 [review] (KEI) | [投票(1)] |
★4 | CIAの女性ノンキャリアのもがきが新味。長官を筆頭にエリート上司陣が作戦にGOを出さないじれったさと、GOが出てからの瞬発力。国家の判断の重さにいら立つ主人公に危うく感情移入してしまう一歩手前の居心地の悪さ。まるでお宝に見えないあの死体袋がもたらす虚無感と、スパイ映画の極上のエンターテイメント性が同居する驚き。 (まー) | [投票(1)] |
★4 | ありがちな祖国礼賛英雄譚になっているかと思ったら比較的抑制の利いた淡々とした描写だった。見ていて気持ちよい話ではないが、一人の女性の仕事への執念が、世界的な影響を持つ出来事に繋がったスパイ・ドラマとしては緊張感があり面白い。 [review] (Walden) | [投票(1)] |
★4 | 『ハート・ロッカー』でも感じたが、嫌なイスラム社会を描かせたら天下一品だな、キャサリン・ビグロー。どこまで事実に基づいてるのかわからんが。映像は抑えた描写でビン・ラディン殺害後も抑えた表現だった。(2022/11/13/KOBCL) (USIU) | [投票] |
★4 | 地獄の扉を開けたような映画。 [review] (t3b) | [投票] |
★4 | 監督にワーカホリック映画の第一人者の称号を。 (ホッチkiss) | [投票] |
★3 | どうにも白黒はっきりしないのは、二項対立で割り切ることの安易さ批判ではなく、白にも黒にも「いい顔」したいというキャスリン・ビグローの八方美人根性のせいにみえる。『ハート・ロッカー』のときも感じたが、この人には当事者意識が欠けている気がする。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(5)] |
★3 | 米軍の拷問風景が中途半端なのが気になる。現実を淡々と描くなら、米国の観客が映画館で吐くくらいやらなければ嘘だ。何かが気になる。☆3.8点。 [review] (死ぬまでシネマ) | [投票(5)] |
★3 | 作戦を実行するのはDEVGRUのオッサンらである。その作戦の決行を判断するのもオッサンたちだ。これはマヤがいなくとも成立する話である。少なくともそう見せてしまう。そこに語り手が抱える人生の課題が痛切に表現されている。 [review] (disjunctive) | [投票(4)] |
★3 | 製作当時はそうでもなかったのだろうが、なかなか豪華多彩な出演者だ。まず、『永遠のジャンゴ』のレダ・カテブへの拷問で始まる、というのが意表をつく。 [review] (ゑぎ) | [投票(3)] |
★3 | 言いたいことは世界の警察USA。作戦前のリラックス描写と最後の涙は不要。 [review] (笹針放牧) | [投票(2)] |
★3 | 力作であるという点には反論する気はない。むしろ、力作という以外に特に取り上げたくなる部分がない。 [review] (Master) | [投票(2)] |
★3 | アルカイダへの拷問を価値判断抜き(価値中立)のつもりで描いてもの凄い。このCIAたちは死んだら自分が地獄に堕ちるのも織り込み済なのだろう。 [review] (寒山拾得) | [投票] |
★2 | 映画を殺した者への、映画による復讐 [review] (Orpheus) | [投票(9)] |
★2 | 言い訳ばかりに終始して一向に画面が動かない158分。動いているのは物語だけだ。物語を動かさずとも開始5分で画面を動かしていたレオーネ『ウエスタン』(165分)やマイケル・マン『ヒート』(171分)の偉大さを思い知る。 [review] (赤い戦車) | [投票(2)] |