★5 | 世之介が、人いちばい優しい男だった訳ではないのだ。まだ何も成し得ていない時期の、曖昧で、心細く、不定型だった自分を、今、客観視できるようになり、余分な感情や記憶が削ぎ落とされ世之介の存在が純化されたのだ。時間には、そんな力があるということだ。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(7)] |
★5 | いまも登場人物たちが頭の片隅で生きています。100本に1本程度の割合でこんな映画にめぐりあうことができます。そのために映画を観ていると言ってもいいかもしれません。ただこの傑作のどこがすばらしいのかを的確に評する技量がなく、困惑しています。 [review] (rikutakumi) | [投票(2)] |
★5 | いやあ、初めて三次元の女性に「萌え」ました、祥子ちゃん。 [review] (イリューダ) | [投票(1)] |
★5 | 祥子と世之介がアパートから飛び出して雪の積もった外で戯れるシーン、場面変わってスキー旅行から帰ってきた祥子が骨折で入院している病棟での世之介とのやり取り。観ているこちらが気恥ずかしくなるくらいのラブラブっぷり。イイネ。原作、脚本、場面転換、時系列、全てにおいてデキがいい映画。 [review] (IN4MATION) | [投票] |
★4 | この映画の最大の魅力は“語り口”。予告でそれを伝えるのは無理だし、書こうにもネタバレ抜きには語れない。だからあえて間違った路線で褒めてみる。この映画の吉高由里子は超絶胸熱! [review] (ペペロンチーノ) | [投票(4)] |
★4 | 森田芳光が監督した『横道世之介』を観てみたかったです。 [review] (もがみがわ) | [投票(2)] |
★4 | 各エピソードの語り手の笑顔がはっきりと見える。それが本作の良さだと思う。 [review] (Master) | [投票(2)] |
★4 | ダラダラ観ていられる160分。果たしてこの長時間が必要だったかと問われれば、この山も谷もなく醸成もない本作、特に必要はない。極端に言えば30分でも良かったかも知れない。しかし、観ていられるのだ、彼らの日々を。カメラを持って無邪気かつ天衣無縫に走り出す世之介を愛おしいと思わせる要素がこの作品の力なのだと思う。 (tkcrows) | [投票(1)] |
★4 | 世之介のキャラは強固な太陽ではなく周囲の偏向キャラに照射され追憶に光を留める月光として介在するのが良くも悪くも吉田修一的。濃密な80年代の空気と吉高の愛くるしい笑顔で十二分に持っていかれるが、終わってみれば結局釈然としない感が残る。 (けにろん) | [投票(1)] |
★3 | 全体として、世之助視線になったり、他の人視線になったりと仕方がないのであろうが、何を言いたいのかが分かりづらい。原作は未読だが、吉田修一らしい心に迫るシーン(ボートピープル、雪他)があり、それを見事に映像化した点は買いたい。 (KEI) | [投票(1)] |
★3 | 切ない、良い映画なのは認める。しかし余裕が無い時に視たら後半発狂したかも知れない(予想外に長かった)。☆3.7点。 [review] (死ぬまでシネマ) | [投票] |
★3 | フィルムの箱は捨てちゃダメ。 (黒魔羅) | [投票] |
★3 | 正確には3.5点。説明なしの時制の往還、シークエンスを洗車場のフロントガラスや漁師の顔アップから開始させたり、アパートから高良健吾と吉高由里子が雪中に飛び出すクレーンでの長回し(セット撮影なのだろうか?)など、持続を維持することに相当意欲的であることは認める。が、やはりこれは2,30分縮められる作品だ。照明の艶良し。 [review] (赤い戦車) | [投票] |