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夏の終り (2012/)

[Romance/Drama]
製作総指揮星野秀樹
製作藤本款 / 伊藤和明
監督熊切和嘉
脚本宇治田隆史
原作瀬戸内寂聴
撮影近藤龍人
美術安宅紀史
音楽ジム・オルーク
衣装宮本まさ江
出演満島ひかり / 小林薫 / 綾野剛 / 赤沼夢羅 / 安部聡子 / 小市慢太郎
あらすじ昭和30年代始め。染色家として自立している相澤知子(満島ひかり)と、中年の作家小杉慎吾(小林薫)の不倫関係は8年に及んでいた。小杉は知子の家で数日過ごすと、また妻のもとへ戻り数日暮らすという妻公認の判で押したような生活を送っていた。そんな知子のもとへ木下という男(綾野剛)が訪ねてきた。12年前、知子は夫と娘を捨てて、この年下の木下と駆け落ちした過去があったのだ。小杉が妻のもとへ帰っている間、寂しさを紛らわせるように知子は再び木下と関係を結ぶようになった。小杉の存在を知りつつも、木下は知子への思いを募らせるが知子は小杉との関係もやめようとしなかった。原作は瀬戸内寂聴の自伝的小説。(114分) (ぽんしゅう)[投票]
Comments
全10 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5浮雲』ほどの虚無感はないが、激情を押し殺し惰性に覆われた無為な年月を描いて細緻である。坂のある三叉路の古式ゆかしい舞台的使用。仰角アングルのパノラミックな多用。満島の毛穴や鼻汗を際立たせるデジタルの解像度。それらが渾然と並存している。 (けにろん)[投票(2)]
★5小林薫綾野剛を向こうに回して、主役の座を一瞬も渡さない満島ひかり。見事でした。 [review] (さず)[投票(1)]
★4苛立ちとグーパンチを描き続ける作家=熊切和嘉による「居場所を探して苛立つ女」の物語。満島ひかりに主演女優賞総なめさせたい映画。 [review] (ペペロンチーノ)[投票(3)]
★4三丁目の夕日の誇示を厭わない美術の迫力が江戸たてもの園のような箱庭の密閉感とガジェットの数々で以て、満島ひかりの性欲が自己劇化にしか見えないにもかかわらず、人々の人格が試されている感じを抽出する。 [review] (disjunctive)[投票(1)]
★4もう数十年前に読んだ原作だ。いまだふつふつと覚えている。それは夏の熱気である。不倫相手の男に会うために家を訪ねる。もがく女は道路に倒れる。そんなイメージがまだ残像として残っている。土の熱気がいまだ冷めやらぬ。 [review] (セント)[投票(1)]
★4満島ひかり×苛立ち芝居、贅沢なものを観せてもらいました。お腹いっぱいの幸せ。音楽のセンスがまた良いですね。 (あちこ)[投票]
★4説明描写を省いた日常感あふれる女と男の台詞の交錯が、人の心の裏側をあぶり出し硬質でひりひりした緊張感を生む。人は思い入れが深いほど、己の感情や都合にそぐわない事象を前にしたとき、愛情と怨嗟の間を二転三転し、行動の矛盾を露呈するということ。 [review] (ぽんしゅう)[投票]
★3満島ひかり無双。若さと艶の絶妙なる均衡、清冽が成熟へと移ろいゆく貴重なる一瞬が切り取られ、このような「作品」として残されることを幸せに思う。 [review] (緑雨)[投票(2)]
★3満島ひかりは存分に個性を発揮している。すなわち、小賢しさが猖獗を極めている。『海炭市叙景』『横道世之介』を経て近藤龍人の撮影が格調らしきものを備え出したとしても、愛すべき細部を与えられなかったキャラクタどもの痴話は見るに忍びない。抑制の効いた音楽、肌理細やかに設計された美術は優等。 (3819695)[投票(2)]
★3温い温い。瀬戸内寂聴氏の逝去時にテレビで流すための再現フィルム程度。美点は頑張っている撮影美術。 [review] (寒山拾得)[投票]
Ratings
5点2人**
4点8人********
3点7人*******
2点1人*
1点0人
18人平均 ★3.6(* = 1)

[この映画が好きな人]

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