★5 | 山下敦弘、遂に小津の域に達する。グッときた。(レビューは『晩春』のネタバレがあるよ) [review] (ペペロンチーノ) | [投票(5)] |
★5 | 世間に折り合いをつける父娘二人の共犯関係 [review] (寒山拾得) | [投票(4)] |
★5 | 「その差」が何を指すのか分からないんだけど、「その差」こそが小津を小津たらしめるものなんだろうと思う。 [review] (るぱぱ) | [投票] |
★5 | 合格。 [review] (ナム太郎) | [投票] |
★4 | ここで扱われている事象を社会問題化してしまうと、相当嫌味な話になったはずである。前田敦子に生まれ落ちた時点で、これほど勝ち組な人生も珍しいからだ。 [review] (disjunctive) | [投票(2)] |
★4 | 食べる映画。前田敦子は、春夏秋冬ひたすら物を食べている。しかし、けしてそれは「美味しそうではない」。彼女にとって「食事」は、まるで何か義務を遂行するかのような、ルーティーンの一部でしかない・・ [review] (蒼井ゆう21) | [投票(2)] |
★4 | 前田ってこういう演技ができるのね、とちょっと見直した。ちょっとだけ前に出る、そんな女の子を上手く表せていた。父親の件に関してはちょっと抗う。男の子にもちょっと関わる。見逃しそうな「ちょっと」を描きつつ、それを観客に気づかせるのも監督の力量なのだな。悪くない。 (tkcrows) | [投票(1)] |
★4 | これをもらとりあむというのか、まあ一時休止状態・いわゆるよく言えばタマ子さんの充電状態ですなあ。でも充電は100%になっても充電を続けるわけで決して120%になるわけではない。電源(この映画では居場所)がなくなればどんどん放電していくのだ。 [review] (セント) | [投票(1)] |
★4 | 本当は自分が傷つきたくないだけなのに、あたかも他者への思いやりであるかのように装った「優しさ」が蔓延する優柔関係の不快。タマ子は、そんな群れ社会のウソ臭さを本能的に察知しているのだ。「群れない女子」が深く静かに潜行する日本は決してダメじゃない。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(1)] |
★4 | 甲府スポーツ店の外観・佇まいが先ずは良かった。更に間取りの気持ち良さ(仕事のデスクから左を向くと炬燵のある居間、その近距離な生活感)タマ子のモラトリアムっぷりは実質1年半くらい。今はひとりの父親からすれば心配だけど、後に振り返れば懐かしい記憶になるんじゃないってタマ子の親孝行ぶり?が結果オーライ(になって欲しい)親父目線です(笑) (クワドラAS) | [投票] |
★4 | 役者の演技と小道具や美術、音響など細かなディテール、反復とずれの映画だと最初の30ショット程で見せ、そのフォーマットに沿って進行する。私の苦手なタイプであるが、変なアップを変な時に挿入したりしない(実際、純然たるアップは少ない。カメラを引いて小道具や身体まで映す。顔だけでなく全身・風景も取り入れる傾向は好ましい)し、アクセサリー教室のドアは明らかに黄色く塗り直している。これは悪い仕事ではない。 (赤い戦車) | [投票] |
★4 | ペペロンチーノ氏に「晩春」と言われて、見ない訳にはいかない。でもまあ、けにろん氏のプロモ的素材に同感。
[review] (ぱーこ) | [投票] |
★4 | 前田敦子が○○志望の痛い女子というまさかの設定に説得力と笑いを持たせるのは山下監督の手腕ならでは。『どんてん生活』から始まったこの路線、『リンダリンダリンダ』など女優の扱いも学びステップアップを続け、この作品が生まれるのは必然なのだった。 (ガリガリ博士) | [投票] |
★3 | なんかステロタイプを超えてない。事前知識を持たずに観はじめて、康すおんと前田敦子の関係がよくわからなかった冒頭はちょっとドキドキしたのだが。洗濯物を干すシーンをリフレインするとか、手法が古いよね。 [review] (緑雨) | [投票(1)] |
★3 | 丁寧な仕事だし山下の印も過不足無く織り込まれた或る意味全うされた作品だが、だから何なのと言いたくもなる。プロモ的素材ということで『四月物語』を思い出したが、タマ子を松たか子のように愛でる訳にはいかない。人間的な共振対象は野郎で充分。 (けにろん) | [投票(1)] |
★3 | 丁寧な作品。こういう言い方はよくないかもしれないが、できればテレビドラマとして、これからもシーズンごとに見ていきたい気分にさせられた(元々そういう企画だし)。だがもちろん、本当に続編を作れということではなく、ここで完璧に終わっている作品。 (MSRkb) | [投票] |