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山河ノスタルジア (2015/中国)

Mountains May Depart
山河故人

[Drama]
製作総指揮ジャ・ジャンクー / レン・チョンルン / 森昌行 / ナタナエル・カルミッツ
製作市山尚三
監督ジャ・ジャンクー
脚本ジャ・ジャンクー
撮影ユー・リクウァイ
美術リュウ・チァン
音楽半野喜弘
出演チャオ・タオ / チャン・イー / リャン・チントン / ドン・ズージェン / シルヴィア・チャン
あらすじ20世紀最後の旧正月に湧く中国。教師タオ(チャオ・タオ)は、ふたりの男友達を大切に思っていた。だが彼女を見守るだけの炭坑夫リャンズー(リャン・チントン)を退けた、自信家の経営者ジンシェン(チャン・イー)がタオに言い寄って結婚に漕ぎつける。リャンズーはひとり故郷の街を離れ、ジンシェンは長男に「ダオラー(米ドル)」と名づけて溺愛した。やがて成功者となったジンシェンはタオと離婚、タオは祖父の葬儀の席にダオラーを呼び寄せるが、都会で育った長男は変わっていた。そして豪州で立派な青年となったダオラー(ドン・ズージェン)の前に、教師ミア(シルヴィア・チャン)が現われる。1999年から2025年へと続く家族叙事詩。〔125分〕 (水那岐)[投票]
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全6 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5バブルがもたらした軽薄と浅慮もまた過去に流れ死別や生き別れさえも瞬時の追憶と化するだろう。凄まじくシニカルだが堪らなくノスタルジック。親子の絆のようなものが描かれても現実にそれは断ち切られたまま。あの頃の音楽だけが脳裏でリフレインし続ける。 (けにろん)[投票(2)]
★5前作「罪の手ざわり」で好調なジャ・ジャンクーの最新作。何と今回は打って変わり、時間の流れ、人の営み、歳月が主題である。すなわち人生そのものだ。 [review] (セント)[投票]
★4過去の希望を確認し、未来の不自由を予感する、今を憂う断絶のメロドラマ。あまりに短時間で手に入れた未熟な自由は「個」を孤立させた。断ち切られたのは「情」だ。母の名タオとは〈波〉の意味だという。波音は聞こえても息子ダオラーに母の踊る姿は見えない。 (ぽんしゅう)[投票(2)]
★4これは、映画史に残る長いアバンタイトルではなかろうか。それがこれ見よがしではなく、素直に驚かされ、好感が持てる。しかも、アバンタイトル迄はスタンダードサイズで、タイトル後からワイドサイズになるという凝りようなのだ。3つの時代をまたがる構成だが、その時空またぎも見どころだ。 [review] (ゑぎ)[投票(1)]
★3軽飛行機とダイナマイト。字面だけで楽しいこの見世物小屋精神が人の決断の瞬間を隠ぺいすることで選択を説得的にしてしまい、アレゴリーという知性に至る。 [review] (disjunctive)[投票(1)]
★3時折り立ち上る「爆炎」に彩られるこの作品世界だが、爆炎に比例して過剰な感情の爆発があるかといえば結構あっさりしている。泣き女もかくやというような号泣も影を潜め、家族の対立にともなう怒号すらあっさりと片づけられた。ここはペットショップ・ボーイズの歌に象徴される資本主義中国のプレリュードたる場だ。それは「ドル」の名をもつ息子に象徴される世界にぴったりな、旧世代風俗への別離を謳うステージとなる。 (水那岐)[投票(1)]
Ratings
5点2人**
4点4人****
3点5人*****
2点0人
1点0人
11人平均 ★3.7(* = 1)

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