★5 | アカデミー賞にノミネートされてから気になっていたのをやっと見ました。女性向きの泣けて、元気の出る作品でしょう。映画館でも多くの女性で満席でした。私も年が重ねると涙腺が緩むばかり。 [review] (中世・日根野荘園) | [投票] |
★4 | 田舎娘が都会に染まり、持ち前の聡明さを保ちながら次第に自信を身につけて綺麗になっていく。が、何時まで経ってもどこか垢抜けなさをも残す。そんな絶妙に魅力的な女性像を、印象深い薄いブルーの瞳のシアーシャ・ローナンが好演。言ってみりゃ「お嫁さんにしたい」タイプか。 [review] (緑雨) | [投票(6)] |
★4 | 言ってみれば月並みな都会論の映画でしかないのだが、主人公シアーシャ・ローナンの面持ちが作品自体を大いに持ち上げ得た「女優映画」となっている。どこか原節子を連想させる大陸的で頑なな仏頂面が、笑みをこぼすとき何と愛らしく弾けることとなるだろうか。髪型やメイクの活躍も含めて、完璧な'50年代風美女を演じる彼女は、あらゆる障害を排して咲き誇る笑顔を持つ。 (水那岐) | [投票(5)] |
★4 | やっぱり映画って被写体の美しさを見る快楽が大きいと今さらながらしみじみ思う。シアーシャ・ローナンの整った顔立ちを見ているだけで快感。たゞ、『グランド・ブダペスト・ホテル』(2013)の頃に比べると、えらく大柄になったなあ、とも思ったが。 [review] (ゑぎ) | [投票(3)] |
★4 | 棄てた故国が十全な幸せを放逐して尚彼女の心を捉えるには描き方が足りぬとも思うが女心と何とかなのだと納得する。所詮男は女が本当は何考えてるかなんて解らん。一時の気の迷いも何十年か経ち淡い想い出と化するだろう。そういう醒めた幸福感に充ちている。 (けにろん) | [投票(3)] |
★4 | 鎧のような分厚い緑色のコートが赤や黄色の軽快なワンピースへ変化する。それは、自由を獲得していく彼女の歩みの象徴だ。自由とは責任と孤独のことであり必ず迷いを伴うものだ。彼女を支えるのは「前進」という意思だ。毅然とした女性の笑顔を見るのは心地よい。 (ぽんしゅう) | [投票(3)] |
★4 | ストーリー的には地味目でクラシカルな映画に見えますが、演出、カメラワーク等々一流のスタッフで製作されており、複雑で交錯する移民の歴史、そして何より女性の本質を論じる上で見どころが多い秀作となりました。 [review] (セント) | [投票(3)] |
★4 | 様々な思いと後戻りできない決心を強く胸に抱いた移民たちがアメリカを作ってきたんだよな(遠い目)。 [review] (ロープブレーク) | [投票(2)] |
★3 | シアーシャ・ローナンの目に惹きつけられる。田舎の女の子がニューヨークっ子に変貌していく様子も素敵。グリーンの着こなしは時とともに変化してくが、アイルランド人の誇りであるキーカラーを最後までアクセントにしているところもオシャレ。 [review] (jollyjoker) | [投票(5)] |
★3 | 女が男の選択に当たって甲乙つけ難い状況に至ったとき、それは成り行きで決まりかねない。女性心理を観察するこの物語はかかる事態を偶然の戦慄として捉える。 [review] (disjunctive) | [投票(4)] |