コメンテータ
ランキング
HELP
ジャン・リュック..
************
チャップリン
************
小津安二郎
************
ヒッチコック
************
ジャッキー・チェ..
************

雪の轍 (2014/トルコ)

Kis Uykusu
Winter Sleep

[Drama]
製作総指揮セズギ・ウステュン
製作ゼイネップ・オズバトゥル・アタカン
監督ヌリ・ビルゲ・ジェイラン
脚本ヌリ・ビルゲ・ジェイラン / エブル・ジェイラン
撮影ギョカン・ティリヤキ
美術ガムゼ・クシュ
出演ハルク・ビルギナー / メリサ・ソゼン / デメット・アクバッグ / ネシャット・イシュレル / アイベルク・ペキジャン / セルハット・ムスタファ・クリッチ / タメル・レヴェント / ナディル・サルバジャック / エミルハーン・ドルックトゥタン
あらすじトルコ、カッパドキアでホテル「オセロ」を経営するアイドゥン(ハルク・ビルギナー)は、かつて舞台俳優を志したがものにならず、今では親の遺産の家作収入で地元の名士として日々を送っていた。演劇史の著作に時間を費やすが、自己満足のきらいが濃い。若き妻ニハル(メリッサ・スーゼン)は夫との関係が冷え込み慈善活動にはまる。そんな2人を冷やかに見つめる出戻り妹ネジラ(デメット・アクバッグ)。しかし、アイドゥンと賃借人イスマエル(ネジャト・イスレーシュ)一家の滞納をきっかけとしたトラブルから関係性が崩れ始める…。2014年カンヌ国際映画祭パルムドゥール。 (けにろん)[投票]
Comments
全7 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5ベルイマンカサヴェテスクラスの深層心理の表出により切り裂かれる魂の痛みは、インテリゲンチャ崩れな高等遊民の防御壁をやがて徐々にだが融解する。ニヒリスティックな世界観だが、それでも融和と希望を託して混迷の時代を照射する。圧倒された。 (けにろん)[投票(3)]
★4オッサンがMacBookで毎晩ブログ更新に勤しんでいる。この戦慄すべき俗物根性の発露に語り手の自覚はあるのか。彼が姉に糾弾されるように、確かに語り手の自意識はあって、主人公と語り手を同じ倫理水準に置けない類の話になっている。 [review] (disjunctive)[投票(1)]
★4カッパドキアの奇観に木魂する禅問答かと思えば、一族の重ねる議論の現代的な生々しさに驚かされる。己のミスに気づいても認めないプライドの高さと頭でっかちさ、口に出していい言葉を選ばない生硬さは俺に等しく、上映館の椅子に居心地の悪さをおぼえた。善悪のベクトルを論ずるアナクロさがなんとリアルに彩色されることか。ビルギナーの俗物さと、スーゼンの美しい胸糞悪さも実に斬新でおもしろい。 (水那岐)[投票(1)]
★4珍しいトルコ映画。そしてカンヌパルムドールだという。でも最近のカンヌは信用できない映画が多いが、本作品はトルコ映画だけにひょっとしたら、と期待に胸ふくらませる、、。 [review] (セント)[投票(1)]
★3雪が解けたら閉ざされた心も緩むのだろうか。生き生きとした会話劇はヒリヒリと傷口を広げるように効いてくる。だが・・・。 [review] (jollyjoker)[投票(3)]
★3見処は3時間のうち2時間は使っただろう延々たる嫌味と皮肉の投げつけ合い。その物量に圧倒される。 [review] (寒山拾得)[投票(1)]
★3人生の後半を生きる者の「平穏」とは物理的な、また「集大成」とは精神的な「過去」の食い潰しでしかなく、残された時間は何ら新しいものを生み出さない、という責苦。じゃあ「見ざる。言わざる。聞かざる」しか手はないな、と後半入りした私は思ったのであります。 (ぽんしゅう)[投票]
Ratings
5点2人**
4点4人****
3点3人***
2点1人*
1点0人
10人平均 ★3.7(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
対テロ戦争とイスラム主義 (袋のうさぎ)[投票(15)]
Links
IMDBで検索The Internet Movie Database
検索「雪の轍」[Google|Yahoo!(J)|goo]
検索「Winter Sleep」[Google|Yahoo!]