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サイの季節 (2012/イラク=トルコ)
Fasle KargadanRhino Season
製作総指揮 | メンデレス・デミル |
製作 | バフマン・ゴバディ |
監督 | バフマン・ゴバディ |
脚本 | バフマン・ゴバディ |
撮影 | トゥラジ・アスラニー |
美術 | バフマン・ゴバディ / アリ・ダルヤイ |
音楽 | ケイハン・カルホール |
出演 | ビーローズ・ヴォソーギ / モニカ・ベルッチ / ユルマズ・エルドアン / ジャネル・ジンドルク / ベレン・サート / ベルシン・ビルギン / アーラシュ・ラバフ |
あらすじ | 革命後のイラン。反体制的な詩の執筆で30年投獄された詩人、サヘル(ベヘルーズ・ヴォスギー)が出獄してきた。彼は先に刑期を終えた妻ミナ(モニカ・ベルッチ)の影を追い、彼女のいるトルコに車を走らせる。革命前、サヘル(カネル・シンドルク)はミナと仲睦まじく暮らしていた。だが、運転手のアクバル(ユルマズ・エルドガン)はミナの美しさに我を見失い、彼女に愛を告白して家を放逐された。なおも執念を燃やすアクバルは革命軍幹部となり、虚偽の密告で夫婦を訴えたのだ。サヘルは若い娼婦(ベレン・サート)たちに案内されながら、ミナの街を巡り続ける。その胸に熱情を隠して。祖国を追われたバフマン・ゴバディ監督の心情を語る一作。〔93分〕 (水那岐) | [投票] |
イスラム革命を舞台にした社会派ドラマ、という宣伝がもっぱらだが、私には、ぶっ飛んだファンタジーとしてメチャクチャ面白かった。斜め構図や横構図の多用、「銀残し」でしょうか独特のフィルムの触感。非常にイメージ豊かな幻想シーンの連続。モニカ・ベルッチはこゝでもファイト溢れるサービスシーンを見せてくれる。(感動!) [review] (ゑぎ) | [投票(1)] | |
照明が雄弁なフィルムであり、ひたすらに闇が映画世界を支配する。街路や邸宅内においてさえ人々の顔に深い陰影を刻み込む薄闇は、牢獄においては絶望的な説得力をもたらす漆黒へと変わる。それは主人公の衝動をより耽溺的、刹那的に加速させずにはおかず、ラストの行動へと駆り立てる。 [review] (水那岐) | [投票(1)] | |
ブルジョワのイケメン詩人と金のない汚らしいオッサンを対比させておいて後者をヒール扱いするのでは共感の行き場がない。現代編ではこの立場が逆転してるから共感の誘導が余計に錯綜してくる。 [review] (disjunctive) | [投票] | |
気高き美女を独占する若き自由人である詩人が抱く至福も、その人妻に寄せる運転手の直情な愛も、等しく祖国に対する思いの深さの隠喩。とすると引用される「国境に生きる者だけが新たな祖国を作る」という一節に、過去を清算し次を見据えるゴバディの決意を感じる。 (ぽんしゅう) | [投票] | |
真摯な想いは確かなのだろうが内省的に気取った技法を弄するよりも、もっと成振り構わぬ愛する者への本気を見せろと思えるのだ。亀は『マグノリア』の、終盤の顛末はミンリャン・チャヌク映画の2番煎じ。サイの暗喩は判らずCG臭いのも興を削ぐ。 (けにろん) | [投票] |
Ratings
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POV
対テロ戦争とイスラム主義 (袋のうさぎ) | [投票(15)] |
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